イギリスにて減少の一途をたどる若者のFacebookユーザー数。一方で彼らは、Snapchatや、Facebookが持つプラットフォームであるInstagramを好んで利用しているという。

 

米調査会社eMarketer調査によると、イギリスの12~17歳の年齢層におけるソーシャルネットワークユーザーの71%にあたる220万人の若者は、2018年もFacebookを継続的に利用するという。この数字は、以前の予測から比べると8%減少。さらに、2018年の18~24歳のソーシャルネットワークユーザー数は(前回の予測よりも)5%以上減少した83%になるとのこと。2021年までにはこの数字が81.5%にまで減少していくだろうと予想している。

 

「Facebookには“10代の問題”がある」と、eMarketerのイギリス担当シニアアナリストBill Fisher氏は言う。「この最近の予測は理論以上のものであることを示している。そして、Facebook社は、Instagramを”プラットフォームを移行したユーザーの受け皿”として頼りにしているが、今の若いソーシャルネットワーカーは(Instagramよりも)Snapchatにより魅了されているといういくつかの兆候も気になる。Snapchatの挑戦とチャンスは、そのコアな若年層以外にどのようにアピールするかである」。

 

こうした”若者の問題”があるにもかかわらず、Facebookユーザー数の割合は2018年にソーシャルネットワークユーザー全体の86.2%まで達すると予測されている。これはInstagram(49.9%)、Snapchat(42.7%)、Twitter(33.5%)の上を行く数字だ。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の2/12公開の記事を翻訳・補足したものです。