ファッションECモール大手のZOZOTOWNを運営する株式会社スタートトゥデイ(以下、スタートトゥデイ)は、ファッションメディアサービスIQON(アイコン)などを手掛ける株式会社VASILY(以下、VASILY)の全株を取得、完全子会社化することを決定した。
VASILYは「テクノロジーとデザインの力を活用し、人類の進化に貢献するような発明を行い続ける」ことをミッションとして掲げ、ファッションメディアの運営だけでなくソフトウェアなどの受託開発も行っている。IQONが2014年から2016年の3年連続でGoogleのベストアプリ賞を受賞すると、2016年にはアプリ内の人口知能の活用が認められ、Google Playベストイノベーティブアプリ賞も受賞するなど、AIを駆使した機械学習・画像認知の分野において高い技術力を擁している。
スタートトゥデイは、今後自社が手がける事業にVASILYが培ってきた開発技術を応用することで、さらなる成長を実現できるとの考えで今回の完全子会社化合意に至ったとしている。また、VASILYはファッションコーディネートアプリWEARを有するスタートトゥデイの持つファッションに関するアセットやデータを融合させ、両者のミッションを実現する事業展開に挑戦する。
AIを駆使した開発技術を有するVASILYを完全子会社化することで、スタートトゥデイはさらに、新たな取り組みに対する展望が広がる。