2017年8月4日にクルーズ株式会社は、平成30年3月期第1四半期における決済報告を公開した。全体の売上高は約61億5千万円で前年度の同四半期と比べて21%の減少であったものの、SHOPLISTの売り上げは約52億4千万円と、前年度の同四半期と比べて16%増加した。

 

著しく成長するSHOPLIST

SHOPLISTは2012年7月にサービスを開始して今年で6年目となる。5年目であった前連結会計年度の売上高は190億円を超え、今回の第1四半期においても約52億4千万円という売上高を出して、クルーズ全体の8割以上を占めた。また、SHOPLIST事業の利益は、約2億6千万円で前年同四半期と比べて、72.4%増加。

既にCROOZは、SHOPLISTを中心としたEC関連領域に経営資源を集中させる方針を打ち出しており、2016年11月から中核事業をゲーム分野からEC分野へシフト。ここのところ立て続けに、他業種との連携は物流センターの新設などのリリースを打ち出している。

 

<参考>

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SHOPLISTは、年間購入者の増加と1人当たりの年間購入金額の拡大を目標としている。また、今後も継続的な大規模プロモーションや物流強化、新規リピーターの獲得を通じた事業拡大、サービスの拡充を目指すという。CROOZは自社が掲げる事業の第二、第三の柱の創出として、2017年8月4日にはTmall国際へのSHOPLIST出店で越境ECへの参入を果たしている。CROOZのゲーム分野からEC分野への事業転換は着実に進んでいる。

 

<参考>

SHOPLIST、Tmall国際に日本初のモール型通販サイトとして出店