10月10日に、ローソンは江蘇省の常熟に進出、市内で2店舗を同時にオープンした。常熟市は人口105万人の中堅都市。

ローソンはセブンイレブンと共に20年前から中国市場に進出したコンビニの先駆者である。しかし、中国でのビジネスの拡大には苦労しており、店舗数は2004年に中国に進出したファミリーマートよりも少ない。セブンイレブンは中国で2,000店舗を展開しているが、ローソンは1,100店舗の展開に留まっている。

2015年まで、ローソンは毎年10店舗程度の増加スピードだったが、その後、ローソンは店舗数拡大のスピードを早めている。2016年1年間で、307の新店舗をオープンした。2017年に入ってもペースは衰えず、ここ数ヶ月以内にローソンは北京、南京で相次いで店舗をオープン。8月には北京で3店舗を同時オープン、同じく8月末には、南京でも5店舗を同時オープンした。今年の新店舗は500以上に達する見込みだ。2020年には、3,000店舗まで増える可能性もありそうだ。

中国ではコンビニ市場はまだ発展する余地がある。日本では96%の消費者がコンビニを利用するが、中国では54%と、まだまだ伸びしろは大きい。

中国では「新小売(オムニチャネルとほぼ同義)」がトレンドキーワードとなっているため、オンラインだけでなく、オフラインへの取り組みも今後重要になってくるだろう。

 

※当記事は中国メディア「電商報」の10/12公開の記事を翻訳・補足したものです。