デジタルマーケティングカンパニーの株式会社ADDIXが運営する、マーケティング情報メディア「BWRITE 」は2016年12月22日~26日の間に、Fastaskモニター会員20~40代の女性300人に対して「ECについての意識調査を実施した。女性の生活に関係の深い「化粧品」「ファッション」「キッチン」の3つのカテゴリーについて、ECでの購入実態と意識を調査したが、化粧品、ファッションのカテゴリーについで、キッチンカテゴリーのレポートが6月7日に公開された。

 

キッチンアイテム、ECで購入経験がある人は約4割

「キッチンアイテム」のEC購入経験者は約4割で、化粧品の約6割、ファッションの約7割に比べて低い割合である。また年代別では、もっとも購入率が高いのは30代、単身者の割合が高い20代でもっとも低いことがわかる。

購入頻度は、どの年代でも「年に1回以下」がもっとも多く、多くの女性にとってはあまり頻繁にECで買わないアイテムと言えそうだ。ただし30代では、月に1回以上購入する人が約10人に1人おり、ライフスタイルや意識によって購買行動の差が大きいことが考えられる。

 

購入先1位は楽天、次いでAmazon

ふだん「キッチンアイテム」を買っている「サイト/アプリ」を自由に回答してもらった結果、1位の楽天市場の回答数は60、2位のAmasonは48、3位のYahoo!ショッピングは5と、楽天市場Amasonが圧倒的シェアであることがわかる。

 

「お得で」、「気に入った商品が見つかる」サイトが選ばれる

「もっともよく「キッチンアイテム」を購入するサイトやアプリの気に入っているところは何か」という質問に対して、購入先を問わず目立っていたのは「安い」という声だったようだ。キッチンアイテムのEC購入では、なによりもコスパが重視されているといえるだろう。

1位の楽天市場をもっともよく使うサイトだと答えた人の、同サイトに対するお気に入りの点として、「ポイントがたまる」という声が多かった。楽天市場では100円につき1ポイント還元され、1ポイント1円として、楽天市場や、楽天ポイントカード加盟店で利用することができる。高いポイント還元商品が多い点でもコスパ重視の消費者に好印象を与えているのだろう。

その他には、「使い慣れているから」という声があり、ふだんから使い慣れているサイトでの購入が多いことが伺える。購入する層の中では、購入頻度では年1回以下が、購入先選びでは「安さ」や「ポイント」などのコスパ面だけではなく、「使い慣れていること」を重視する人が多いようだ。この結果からは、キッチンアイテムは、必要になった時に、ふだん使っているサイトで探して購入する、という場合が多いようだ。