2月20日から、Alipayは実店舗や路面店舗を持つ法人専用のQRコードの提供を開始した。このサービスの対象者はオンラインのリテラシーがそれほど高くないことが多いため、オンラインでの詐欺を防ぐために外部への振込機能が付いていないのが特徴だ。現金の引き出しは無料となっている。QRコードはAlipayアプリ内の“お会計”のページにあり、入手を申請すれば、店舗専用のQRコードを入手できる。

中国工商総局のデータによると、2016年末まで、中小企業、自営業などを含め各種オフライン業者はおよそ8750.4万企業。この機能は特にこれらの業者に向けたもので、路上で無店舗型で営業している果物、野菜などを販売する自営業者もこのコードを申請し、プリントアウトし、消費者からの会計を受け取ることができる。

現在、モバイルペイメントがお釣りの手間の低減や偽造硬貨などの防止にも役に立ち、オフラインの業者からも人気を集めている。さらにこの機能の普及は、POS端末にも大きな影響を及ぼすと言われている。

 

※当記事は中国メディア「Ebrun」の2/16公開の記事を翻訳・補足したものです。