トランスコスモスは、自主調査「世界8都市オンラインショッピング利用調査2025」を実施した。




調査結果

 

「SHEINやTemuなどの中国格安オンラインショッピングサイトの認知度」について調査したところ、購入経験がある人は全体的に高かったが、特にロンドン(70%)とロサンゼルス(63%)、バンコク(60%)の3都市では顕著となっていた。一方、東京とジャカルタでは利用率が低く3割程度にとどまった。

 

 

「SHEINやTemuなどの中国格安オンラインショッピングサイトの印象(%)」について尋ねると、8都市共通して「国内で買うよりも安価に購入できる」が1位にあがっており、価格に関しては、手の届きやすい金額がポジティブな印象を持たれているようだった。また、「人気ブランドの類似品を安価に購入できる」も一部都市では上位にあがっており、正規品ではないことを把握した上で購入している利用者が一定層いることも明らかとなった。その一方、東京やソウルでは、他都市と比べて品質面への懸念が多く、「思ったほど商品の品質は高くなかった」や「正規品ではないものが届く」といった声が聞かれた。

 

 

ソーシャルメディアの利用目的は、8都市共通で「買い物をするため」に利用しているという回答が上位にあがった。その中でもジャカルタ、上海、バンコクでは買い物目的でソーシャルメディアを利用する割合が高く8割を超えていた。

「ソーシャルコマースの利用経験の割合(%)」については、東京は最も少ない16%にとどまり、その他7都市では過半数を超えていた。特にジャカルタ、上海、バンコク、ムンバイは7割超と、高い割合で利用されていることが分かった。

 

 

「ソーシャルコマースの主な購入先(%)」について調査すると、ソーシャルコマースの主な購入先としては、「TikTok(抖音)」が最も多く利用されていが、東京では26%とそこまで高い利用率ではなかったが、上海とジャカルタ、バンコクでは7割を超えていた。また、「Instagram」や「Facebook」などのプラットフォームもよく利用されているが、東京では「YouTube」が最も利用されていることが明らかとなった。

 

 

トランスコスモス株式会社について

 

トランスコスモスは、企業のビジネスプロセスをコスト最適化と売上拡大の両面から支援するサービスを、アジアを中心に世界36の国と地域・182の拠点で、オペレーショナル・エクセレンスを追求し提供している。また、世界規模でのEC市場の拡大にあわせ、企業の優良な商品・サービスを世界46の国と地域の消費者にお届けするグローバルECワンストップサービスも実施している。