DX&マーケティング事業を展開するナイル株式会社は、マーケティング担当者513名を対象に、マーケティングにおける課題調査を実施した。



調査結果

 

全体の約8割が、マーケティングにおける課題を持っていると回答した。また、BtoCとBtoBで分けて見ていくと、BtoCでは88.8%、BtoBでは76.5%が課題をもっており、BtoCはBtoBに比べ約1.2倍多い数字となっていた。

 

 

マーケティングの課題をBtoCとBtoBで比較したところ、BtoCでは「顧客理解」51.5%と約5割で最も多く、次いで「顧客理解」47.2%、「マーケット分析」37.5%という結果だった。

一方、BtoBでは「顧客理解」51.5%、「競合分析」39%、「マーケット分析」36.8%と、BtoCとは違いBtoBは、「競合分析」に最も課題を感じていることが分かった。

 

 

現在抱えているマーケティング課題は、何があれば解決できるか尋ねたところ、1位はBtoCとBtoB共に「専門家のアドバイス、知見」が最も多かった。しかし、2位以降では差があり、BtoCのマーケティング課題を解決するには「時間」42.4%、「人手」 42.4%が同率2位であるのに対して、BtoBでは「予算」52.3%と回答する人が半数を超えており、3位の「人手」39.2%を大きく上回った。

 

 

効果を感じているマーケティング施策の1位は、BtoCでは「オウンドメディア」44.2%、「SNSマーケティング」43.8%、「動画マーケティング」が40.1%と、1位から3位までそこまで差は見られなかった。一方、BtoBでは1位が「SNSマーケティング」41.5%、2位が「オウンドメディア」28%、3位が「動画マーケティング」26%と、1位と2位・3位には明確な差があったものの、3位以降に差は見られなかった。また、効果が実感できる施策として、BtoC・BtoB共に、「コンテンツマーケティング」「メールマーケティング」「SEO」が挙げられていた。