米国コンビニチェーンの7-Elevenは、新たなMobile Checkout機能(店舗レジで会計することなく、モバイル決済で買い物できる機能)を同社アプリに追加した。これにより、ニューヨーク市の店舗では、ユーザーが商品代金を携帯電話を使用して直接支払うことが可能となり、店舗レジの列に並ぶことを完全に回避できるようになった。このMobile Checkout機能は、すべてのインストアプロモーション(店舗内で行われる販売促進活動)に自動的に対応しており、顧客は引き続きアプリを介して7Rewardsロイヤルティポイント(7-Elevenで買い物をする際にアプリを提示すると貯められるポイント)を獲得できるという。
7-Elevenの副社長兼、デジタル情報マーケティング最高責任者のGurmeet Singh氏はこう語る。「移動中に買い物をするといった、これまで以上に迅速に、そして簡単に買い物をしたいと考える人が増えている。7-Elevenは、Mobile Checkoutのようなフリクションレスな体験を提供することにより、利便性を再定義し続けていく。我々の顧客は、貴重な時間を節約するためにスマートフォンを利用しているのだから」。
「今回導入したMobile Checkout機能により、顧客は7-Elevenのショッピングエクスペリエンス全体を自身で管理することができる。それだけでなく、これを利用して様々な買い物をすることで、ポイントを獲得し、商品に交換することもできるのだ」。
この機能を利用するには、最新バージョンの7-Elevenアプリのダウンロードが必要となる。顧客はアプリを開き、トップページ上の「Get Started (はじめる)」をクリックすれば、購入する全ての商品のスキャンを開始できる。7-Elevenアプリでは、Apple PayやGoogle Pay、デビットカード、クレジットカードにリンクが可能。決済が完了すると、QRコードが表示され、このQRコードを確認ステーションでスキャンすることにより、商品の支払いが完了していることをレジ係に知らせることができるという。
「顧客は7-Eleven店舗において、商品の品揃えからカスタマイズ、支払い方法に至るまで、多くのオプションが与えられるだろう」と語るSingh氏。
「Mobile Checkoutは、店舗の混雑時間帯にレジに並んで待つ必要がない便利な決済オプションを顧客に提供することで、誰かの1日を少しでも快適にするための、新しい方法の一つになり得る。そしてこれが、顧客から“7-Eleven、ありがとう”と言ってもらえるような理由の一つにもなるかもしれない」。
※当記事は英国メディア「Mobile Marking Magazine」の8/19公開の記事を翻訳・補足したものです。