米セブンイレブンは、顧客がブランドに関わる機会を増やしいつでも質問ができるよう、FacebookのMessenger上でチャットボットサービスを開始した。このボットは、7Rewardsという顧客ロイヤルティプログラムへのサインアップや、近くにある店舗の位置情報、ディスカウント情報などを提供する。

米セブンイレブンCDOのGurmeet Singh氏は次のように述べている。「デジタルに精通した最近の消費者は、いつでもブランドに簡単にアクセスできることを期待しており、メッセンジャー上のセブンイレブンボットであればその要望に答えることが可能だ。セブンイレブンはボットを通じて、消費者にユニークなロイヤリティ体験を提供する。画期的な技術を使用して顧客はすぐにメッセンジャーでデジタルカードを受け取ったり、ポイントを獲得したり、ステータスを確認したり、選択した時点でクーポンを受け取ったりすることができる。ポイントカードを持ってくる必要はもうないのだ」

「この新しいサービスは、セブンイレブンがロイヤルティプログラムの新時代を先駆けると同時に、デジタルを通じて利便性を再定義していることを示すだろう。当社のデジタルチームは、顧客を驚かせ、喜ばせる新しい方法を常に模索している」。

2017年11月初旬、同社は米Amazonと提携。クレジットカードのない買い物客がAmazon Cashを使ってAmazon上で買い物できるよう、セブンイレブンの8,000の店舗でAmazonアカウントにチャージが出来るサービスを開始している。

チャージするためには、セブンイレブンのレジにて入金したい金額とともにAmazonのバーコードを提示する。入金後、Amazonのオンラインアカウントにすぐに反映され、利用可能になる。

「セブンイレブンは、長年にわたり支払い方法に関して様々な選択肢を増やしてきた」とSevenElevenのシニアプロダクトディレクター、Tony Stapleton氏は語る。「セブンイレブンは、顧客の好みやライフスタイルの変化、新技術の採用に応じて、これからも新しい支払い方法を常に更新し、導入していく予定だ」。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の11/27公開の記事を翻訳・補足したものです。