インターネットマーケティング支援を行う株式会社フルスピードは、ECマーケティング株式会社との業務提携を行い、8月1日からヘルスケア業界向けの「ヘルスケア特化型CRMサービス」の提供を開始した。
「ヘルスケア特化型CRMサービス」は、リピーターの獲得からLTVの最大化を目的としたメールマーケティングコンサルティングサービスだ。購買データやアンケートデータをもとに現状を再把握、顧客のペルソナを見直してKPIを設定。その後、購買促進のためのオファー内容を企画して、ユーザーとの接点ごとにステップメールを構成する。
ステップメール実施後は、その結果を分析し、オファー内容やステップメールを再構成しながらPDCAサイクルで、段階的に分析・改善を実施する。また、ステップメール以外にも、キャンペーンメールや休眠掘り起こしメールなどもプランニングし、顧客ロイヤルティの向上に繋げていく。
上記を含め、主な業務内容として、簡易購買分析、アンケート設計/ペルソナ策定、メールマーケティングプラン策定、ステップメール構成表/その他メールの構成表作成、テキストメール作成(HTMLメールは別途)、メール配信後の分析レポート、分析レポートからの改善提案等多岐にわたる。
ECサイトでは、新規顧客獲得を目的としたプロモーション手法と既存顧客や見込み客へのフォローを中心に展開されている。特に新規顧客獲得のための施策が一般的に普及していることで、広告プロモーションにおけるCPA(顧客獲得単価)の高騰が課題となっており、CPAを最重要KPIとする企業が少なくない。一方、最近では、MA(マーケティングオートメーション)ツールなどの普及により、既存顧客や見込み客への対応も重要な施策のひとつとして注目を浴びている。
こうした中で、株式会社フルスピードは、既存顧客や見込み客への対策がさらに重要視されると予想し、CRMサービスの強化が至上命題たっだ。そこで、CRMコンサルティングサービスで約10年の経験を持つ、ECマーケティング社と業務提携を行い、CRMサービスの強化を実施することになった。今後もフルスピードはヘルスケア業界に特化したマーケティング事業強化のために、培ってきた専門的なノウハウとECマーケティング社が持つCRMコンサルティングサービスのノウハウを融合し、ヘルスケア業界に向けた支援をさらに強化していくという。今後、重要視されるCRMサービスを強化することで、ヘルスケア業界においてどのような改善が見られるのかその動向に期待したい。