株式会社Daiが提供するBtoB EC・Web受発注システム「Bカート」は、株式会社ブレインウェーブが提供する出荷指示の自動化システム「はぴロジASIMS(アシムス)」とのAPI連携を7月18日から開始した。
この連携により、Bカートを利用しているEC事業者は、「はぴロジASIMS」が提供する出荷指示一元管理サービスを特別なシステム開発不要で利用することが可能になり、受注から出荷指示の自動化が実現することになる。(但し、はぴロジASIMSのご利用には、別途お申し込み必須)
「Bカート」はBtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービスで、BtoB取引に必要な機能を全て標準対応しているのでスモールスタートすることが可能なもので、以下の特徴を持っている。
①BtoB-EC専用のカートシステム
BtoBの複雑な取引条件やシステム要件に標準対応。コストや納期の問題を解決し、毎月無料のアップデートも実施。
②連携サービスが豊富。APIも公開。
決済・物流・基幹システム・解析・集客など他社の有力サービスとの連携が豊富。また、BtoB-EC専用のカートシステムとして初めてAPIを公開。独自システムとの自動連携し、サブシステムの構築も可能。
「はぴロジASIMS」は シェアリング&分散型の「流通プラットフォーム」というコンセプトで全国の倉庫をネットワーク化しているクラウド物流サービスだ。物流業務を委託することで、最適な在庫の分散保管および出荷コントロールを実現。また、様々なEC・物流サービスと連携している為、異なる物流のニーズに対応でき、以下の特徴を持っている。
①出荷作業の自動化
はぴロジASIMSでは、BカートAPIを利用して必要なデータの受け渡しを自動化。また、社内の基幹システムやWMSに大幅な改修を加えることなくデータ連携が可能となる。さらに、はぴロジASIMSのフィルターアクション機能を活用することで、データ連携する際に必要だったデータ加工やマッピングの作業を行わず、出荷作業の自動化を実現。
②物流品質を向上しながらリスクヘッジを実現する分散出荷
はぴロジASIMSでは、WMSとも連携することが可能で、例えばBtoB企業の場合、はぴロジASIMSの分散出荷機能を利用することで、自社倉庫 + 委託倉庫という運用体制を実現することができる。また、分散出荷により、昨今の配送料の高騰へ対策や企業のBCP対策にもなる為、有事の際のリスクヘッジにも効果的だ。
今回の「はぴロジASIMS」とのAPI連携により、BtoB取引のEC化による出荷業務の効率化や分散出荷体制の構築が実現できる。また、現在完全にクラウド化されていない不十分な環境において、企業活動におけるデジタル化を推進でき、業務の効率化が期待できるだろう。