Amazonは、5月21日から、利用者が選択した商品画像のデザインや柄などをもとに、好みにあった商品を提案する新機能「Discover」の提供を開始した。
Amazonのような巨大なモールにおいては、その膨大な商品の中から自分の欲しい商品のイメージは浮かぶが、具体的な商品名までは考えていない、もしくはわからないというユーザーも非常に多い。しかし、デザインや柄、形などでの検索も現状では出来ないため、商品を上手に探すことが出来ないという問題点があった。Discoverでは、商品の特徴を言語化することなく、視覚的に絞り込むことで、欲しい商品を探すことが出来るようになるというものだ。
Discoverを利用する際には、商品画像に対して「いいね(親指を上げたマーク)」か「ちがうね(親指を下げたマーク)」をクリックまたはタップしていく。そうすることで、表示される商品が入れ替わり、より好みに合ったデザインや柄、形の商品が表示されるようになる。また、レビューの星の数、プライム対象商品、価格で絞り込んで商品を見つけることができ、柔軟に商品を探し出すことも可能となった。
Discoverはマシンラーニング(機械学習)の技術を用いているため、使用していく度、さらに利用者の好みに合った商品がより多くの商品から見つけやすくなるものだ。現時点でこの機能が利用できるのは、「ダイニングテーブル」「リビングテーブル」「チェア」「ソファ・カウチ」「ダイニングチェア」「カウンターチェア」「ローボード」等の家具のほか、「カップ&ソーサー」「カップ・マグカップ」「湯呑み」「急須・土瓶」といった商品に限られているが、今後対象商品を順次拡大していく予定としている。