株式会社スタートトゥデイは平成31年3月期第1四半期決済を7月31日に発表。売上高は265億5,200万円で前年同期比23.8%増、営業利益は58億7,400万円と前年同期比26.4%減であった。
新規ブランド導入・アクティブ会員増加の為の施策により、売上高は増加したものの、「ZOZOSUIT」の無料配布に伴う広告宣伝費、荷造運搬費の増加に伴う販売費及び一般管理費増加(前年同期比54.9%増)の結果、営業利益は前年同期比でマイナスとなっている。
ZOZOTOWN事業、ショップ数・アクティブ会員数共に増加
受託ショップ・買取ショップ・ZOZOUSEDの3つの事業形態で構成されるZOZOTOWN事業。当第1四半期連結累計期間ではユニークユーザー数拡大及び、ユニークユーザーの購買率向上のために新規ブランドの出店を進め、セールイベントを実施してきた。この結果、商品取扱高は704億600万円(前年同期比18.2%増)であり、構成をみると受託ショップが91.2%を占めている。
また、ZOZOTOWN出店ショップ数は1,139店舗(受託ショップ:1,134店舗、買取ショップ:5店舗)、当期に新規出店したショップは39店舗(順増28店舗)と増加している。
さらに、アクティブ会員数は2018年5月に実施した「ZOZOWEEK」が好調であったことから前四半期比で増加。現在のアクティブ会員属性は女性会員が68%を占め、平均年齢は33.0歳となっている。また、既存アクティブ会員1人当たりの年間購入金額・年間購入点数は減少傾向にあるものの、会員歴の浅い既存アクティブ会員の人数割合が増加した(会員歴が長いほど年間購入金額が高くなる)ことによるものだとしている。
ZOZOSUIT配布枚数112万8,333枚
ユーザー個人の体型に合わせた自社企画アパレル商品を販売するPB事業では、2018年4月よりZOZOSUITの大量配布を開始し、プライベートブランドZOZOの販売を本格化している。
7月31日配布分まででZOZOSUITの配布枚数は122万8,333枚でビジネススーツ受注件数は2万2,459セットだ。今後の販売予定アイテムとして8月以降、ネクタイ、ボーダーTシャツ、ホールガーメントニット、長そでTシャツを、10月以降女性向けセットアップ、コート、インナーを予定する。
<参考>
スタートトゥデイ、ZOZOSUITに続く新カテゴリーは靴と女性下着か
中期ビジョンでは、2021年の商品取扱い高7,150億円、成長率40%を目指すスタートトゥデイ。特にPB事業では、海外で300%成長を計画し、海外での拡大に注力する。