ネットショップを運営している方や運営を代行している方は、毎日多くの業務を抱えているのではないだろうか。 担当者が本来「取り組みたい」「取り組むべき」施策に十分時間を割けるよう、既存の業務の自動化を図る方法をレコメンドエンジンの観点から紹介する。
あるEC事業者の1日の業務とその本音
上の図は、あるEC事業者の1日の業務内容を取り出してみたときに、それぞれにどれくらいの時間を割いているのかを可視化したものだ。(コンビーズ調べ)
メルマガの作成や効果測定、パーソナライズした販促に費やす時間が多く、本来ネットショップ事業者が注力したいはずの「ブランド戦略」や「プロモーション戦略」の時間を圧迫していることがわかる。
会社が支払う費用の中で、非常に多くの割合を占めるのが「人件費」と言われている。 この人件費を、「もっとクリエイティブな業務」に充てることで、さらなる飛躍が期待できる。
例えば上記の3つの施策、検討に時間がかかって後回しにしてしまったり、結局は新商品だけを提示したりと、中々手が回らないという声がある。
だが、日々の雑多な業務に押されて検討が後回しになったり、実施したとしても精度が落ちてしまったりと、多くのEC事業者が「本来時間を割くべき業務」に対して効率的に取り組めていない現状がある。
自動化で時間を生み出す
一口に自動化と言っても、今まで手作業で行ってきたことを自動化させる際には、様々な不安が出てくる。人間の目にまさるものはない、という考え方もあるが、かけた時間分の効果が現れているだろうか。現れているのであれば続けるべき施策だが、そうでないのであれば自動化させたうえで、もっと効果の出る施策に取り組んだほうが、効果的ではないか.
自動化を勧めたい3つの施策
行動履歴に応じたおすすめ商品の表示
商品ページで「おすすめ商品はこちら!」のような表示を見たことがあるのだろう。この手の表示は、1商品ずつ手作業で更新を行なっている場合が多く、誰が見ても同じ商品がおすすめされることがよくある。
だが、レコメンドエンジンを利用すると、商品ごとのおすすめ商品設定の作業から開放されるだけでなく、サイトを見ている人や購入した人の行動履歴(閲覧や購入)に応じたおすすめ商品が自動で表示されるため、コンバージョンアップに大きく寄与する。
メールでのレコメンド
「メールマガジンからのコンバージョンアップ」「メールマガジンの工数削減」という言葉が、社内で飛び交っているのであれば、ぜひ自動化を進めるべきだろう。また、コンバージョンアップを狙うのであれば、お客様一人ひとりに合わせた商品を案内するのが良いと想像がつく。
おすすめ商品をピックアップできても一斉送信をしていないだろうか。昨今のメールプロモーションは、パーソナライズすることが求められており、送信ではその結果誕生したのが「レコメンドメール」だ。
だが、多くのレコメンドエンジンでは、おすすめ商品をパーソナライズするだけにとどまっている。コンバージョンアップを狙うのであれば、お客様のライフスタイルに沿って、最適な時刻に配信するのが良いだろう。
カゴ落ち対策
カートに入れた方のうち、約70%もの方が離脱しているというデータがある。その理由は様々で、「備忘録のために入れてみた」「思ったよりも送料が高かった」「多くの項目の入力を求められ面倒だった」ということが挙げられる。
さらに、なぜそのまま買わずに放置したのかという理由は「他のサイトのほうが安かった」「カートに入れたことを忘れていた」というものが代表的だ。
価格や送料に関しては、ショップごとの方針や戦略が影響するため、すぐに手を打つことが難しいかもしれないが、「忘れていた」という理由に対する対策はすぐに可能である。
コンビーズレコについて
コンビーズレコは、さまざまな自動化機能を搭載しており、特に「カゴ落ちメールの自動配信」「A/Bテストによるレコメンド表示自動最適化」「メール配信時刻の自動最適化」に定評がある。16,170社を超える導入実績のメール配信ASP「コンビーズメール」シリーズでおなじみの株式会社コンビーズが開発提供しており、レコメンドメールなどの自動メール配信機能が最初から搭載された「ハイブリッド型レコメンドエンジンである」ということが最大の特徴である。
提供機能
30以上の機能を持つコンビーズレコから代表的な機能をピックアップした。
(なおEC-CUBEオーナーズサイトでは、2系・3系ともにプラグイン用意あり。)
2系:http://www.ec-cube.net/products/detail.php?product_id=971
3系:https://www.ec-cube.net/products/detail.php?product_id=1215
提供価格
レコメンドエンジンとしてはかなり低価格な部類に属するが、質への妥協は一切ない。また、コンビーズレコでは、レコメンド表示枠に現れたおすすめ商品をクリックして初めてカウントされる「クリック課金」を採用している。