最近、様々な企業が越境EC事業に進出する中で、最も知名度が高い企業は中国石油と中国移動である。中国石油は、越境ECサービスととして“中油プラットフォーム”を提供し、ドイツ、ニュージーランド、オーストラリアなどの海外高級ブランドと連携している。しかし、現在このプラットフォームはグループ社員向けであり、正式公開時期などは、その反応を見てから判断するとしている。
中国移動は日本商品を中心に取り扱うECサイト“日本館”を開設し、美容、美肌、健康サプリメント、幼児用品など全140種類の販売を行っている。
日本館は中国移動とNTTdocomoと連携し、日本側はで供給した商品を中国移動のプラットフォームを通じて、中国の消費者に販売している。しかし、現在このプラットフォームの商品数は非常に少ない。
市場が急成長を見せているEC市場ではあるが、しっかりとしたECサービスを提供することはそれなりに難易度が高い部分もあり、サービスの完成までに時間がかかる企業も出てきているようだ。