フリマアプリのメルカリを運営している株式会社メルカリは、最新の「メルカリ」における越境トレンドや傾向を振り返る「越境取引2024年上半期トレンド」を発表した。

 

 

 

調査結果

 

メルカリ」の越境取引は、開始から約5年で海外の顧客による累計取引件数が1,700万件を突破し、GMVは、前年比で約3.5倍に成長していた。また現在、74社の海外越境EC事業者と連携し、約120の国・地域の顧客が「メルカリ」を通じて、日本の商品を購入できるようになっている。そのような状況下で、2024年上半期の取引金額の多い国・地域は、1位「中国」、2位「台湾」、3位「アメリカ」、4位「香港」、5位「シンガポール」とアジア地域での利用が多いことが分かった。

 

 

2024年上半期、海外で売れている商品カテゴリーの取引金額および取引件数ランキングを見ると、取引金額TOP5は、1位「ポケモンカードゲーム」、2位「フィギュア(コミック・アニメ)」、3位「ピンズ・ピンバッジ・缶バッジ」、4位「バッグ(レディース)」5位「CD(K-POP・アジア)」という結果だった。一方、取引件数でみると、1位「ピンズ・ピンバッジ・缶バッジ」、2位「CD(K-POP・アジア)」、3位「アイドルグッズ」、4位「アクリルスタンド」、5位「フィギュア(コミック・アニメ)」というランキングになっていた。この結果から、「カプセルトイ」や「くじ」でしか手に入らないアニメ・キャラクターグッズやアイドルの日本限定グッズなど、CtoCマーケットプレイスだからこそ手に入るアイテムの取引が活発で、世界中の人が「メルカリ」の越境取引を通じて「推し活」を楽しんでいることがうかがえる。このトレンドは国内でも同様で、「エンタメ・ホビー」関連商品が「メルカリ」の取引件数の4割以上を占めており、「推し活」を通じた消費行動が「キャラクターグッズ」や「タレントグッズ」の人気を推進していた。

 

 

海外で人気の家電ランキングでは、生活家電を対象としているにも関わらず、TOP10の大部分をカメラ関連の商品が独占していた。ランキング詳細としては、取引金額および取引件数ともに1位が「Canon」のデジタルカメラ、2位が「OLYMPUS」のデジタルカメラとなり、その他に「Panasonic」「富士フイルム」「SONY」などのカメラ関連の商品がランクインしていた。

 

 

メルカリは、より多くの海外顧客に日本の商品を購入される機会を提供することで、メルカリグループ全体で「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ことを目指し、グローバルなマーケット展開に邁進していくとのこと。