株式会社アイスタイルは、運営するサービス@cosmeのプロデュースメンバー15~69歳の女性4,073名を対象に、「大人世代の実態」に関するアンケート調査を実施した。




調査結果

 

化粧品・美容関連商品の情報を収集する際、参考にしているものを「クチコミ」「サンプルやテスターでのお試し」「ランキング」「美容家やメイクアップアーティストなどプロ視点の声」「美容部員・店員の声」「CM/広告/PR」の6つから選択してもらったところ、どの年代においても「クチコミ」を最も参考にしていることが分かった。一方で、「CM/広告/PR」や「美容部員・店員の声」は少数だった。また、年齢別にみていくと、50歳以上では「クチコミ」を参考にする人はやや下がるものの、大人世代は若年層とほぼ同等に「クチコミ」を参考にしていた。

そして購入のきっかけについては、2022年は「SNS」が多かったが、2023年は「クチコミ」や「ランキング」が購入きっかけとなっているようだった。これは、SNSでバズったことで、クチコミやランキングに入っている状況や、商品に対する情報接点が拡大したことが背景となっている。さらに、クチコミ投稿者の年代分布をみてみると、前年より40代以上が6ポイント増加していたことから、SNSというフィールドを飛び越えたことで、情報収集感度の高い若年層だけでなく、大人世代にも人気が広がり、使用年齢層の拡大へと繋がったと考えられる。

このことから、幅広い年齢層から支持される商品であることが大事な要素であると同時に、大人世代は若年層と比較すると「情報収集力」や、「新しいものを受け入れる柔軟性」が若年層と比較して低いため、長期的に発信をしていくことが必要であるといえる。

 

 

@cosmeで購入品によるクチコミをランキングポイント順に並びかえ、上位10商品を、2013年と2023年で投稿者の年代別に比較したところ、20代と他年代の商品の重複部分において、2013年は、30代が7商品だったのに対して、40代以上では3商品だった。しかし、2023年は、30代は変わらず7商品の重複であったのに対し、40代以上が6商品と、20代のランキングとの重複しているものが増えていた。これは、SNSの普及に伴い若年層で人気の商品を知る機会が増えたことが、影響したのではないかと推察される。

 

 

加えて、大人世代のEC利用率が高いというデータもあり、「リアルなお店」より「インターネット通販」のほうが利用者が多く、さらに「インターネット通販」は20代以下より30代以上の利用率が高かった。背景として30代以上は公私ともに多忙な年代であることから、子育てなどにも忙しく、買い物に行く時間が十分に取れないといった理由がありそうだ。価格の高騰が続く昨今、コスト意識は益々強まっていきそうだが、同年代による情報発信の充実などにより、大人世代の消費意欲を更に後押しできる可能性はありそうだ。