DX&マーケティング事業を展開するナイル株式会社は、マーケティング従事者499名を対象に、デジタルマーケティング業務に関して外部ベンダー・パートナーの利用状況を調査した。




調査結果

 

外部のパートナーもしくは、ベンダーの利用経験について尋ねたところ、デジタルマーケティングを実施する企業の約7割が、外部ベンダー、パートナー(広告代理店・ウェブ制作会社・コンサルティングファーム・MA/SFAツール提供会社など)を利用していると回答した。

 

 

デジタルマーケティングにおける外注先の選定基準の質問に対し、全体の約5割が「価格の安さ(53%)」を重要視していると回答した。次いで「コンサルタント/技術力の質(48.1%)」、「サービス料金の妥当性(44.3%)」が続き、5位以下には、「社内事情への理解(24.3%)」「戦略の立案能力(21.3%)」「営業担当への信頼(17.2%)」「対応サービスの幅広さ(16.7%)」といった回答が見られた。1位の「価格の安さ」と、3位の「サービス料金の妥当性」が上位に入っていることから、価格帯は抑えつつ費用対効果を求めていることが明らかとなった。

 

 

これまで外注したことのある366名を対象に、外部ベンダー/パートナーの乗り換えを検討したことがあるか、または乗り換えたことがあるか聞いたところ、約9割が「ある(86.1%)」と回答していた。

 

 

他社への乗り換えを検討した315名に対し理由を聞いたところ、1位は「安さで選んだ結果、逆に手間が増えた(49.8%)」と約半数だった。次いで2位は「コンサルタント・技術の質が価格に見合わない(37.8%)」、3位は「価格に見合う成果がでなかった(35.6%)」だった。この結果から、選定基準として「価格の安さ」を重視する人が多い一方で、価格の安さで選んだところ、外注先選定に失敗し、乗り換えを検討する人が約半数いることが分かった。

 

 

外部のベンダー/パートナーを利用している366名に、「外部ベンダー・パートナーを利用したことで改善したか」尋ねたところ、約6割が「集客・売上・業務効率が良くなった(58.2%)」と回答した一方、悪くなったとの回答も23.2%と一定数いた。