東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社は、個人で輸出ビジネスを現在行っている方110名を対象に、個人のECビジネスに関する実態調査を実施した。

 

 

 

調査結果

 

 「Q3.あなたが、輸出ビジネスをする上で取り扱った経験がある製品/サービスを教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「ブランド品」が63.6%と最も多く、次いで「食料品」が49.1%、「アウトドア用品」が44.5%だった。一方、家電や家具は17%程度と少数だった。

 

 

「Q4.あなたが、輸出ビジネスで商品を販売したことがある国を教えてください。(複数回答)」との質問に対し、「米国」が51.8%、「韓国」が50.9%と、この2か国が他の国に比べて比較的多かった。3位は「中国」の43.6%、4位が「台湾」40.9%、5位が「香港」27.3%と、1位の米国以外はアジアの地域が上位を占めていた。

 

 

「Q6.あなたは、個人の輸出ビジネスを始めるにあたって、苦労した経験があるか」について尋ねたところ、「かなりある」が40.1%、「ややある」が53.6%と、93.7%の人が苦労したことがあると回答していた。

また、「かなりある」「ややある」と回答した方に対し、「Q7.個人での輸出ビジネスを始めるにあたって、苦労した経験内容を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「ECモールでの販促やマーケティング」が58.3%、「個人での越境ECサイトの構築」が56.3%、「外国語での取引」が52.4%と、日本での販売と違うマーケティングの手法や、言語の壁に対し苦労した人が多いことが分かった。

 

 

「Q8.あなたが、個人での輸出ビジネスを始めるにあたって、学んでおけばよかったと後悔したこと(複数回答)」について質問したところ、「ECモールでの販促やマーケティング」が60.9%と最も多く、「輸出ビジネスのメリット・デメリット」が49.1%、「輸出品関連の法規制」が39.1%という結果だった。「個人での輸出ビジネスを始めるにあたって、学んでおけばよかったと後悔したこと」と「人での輸出ビジネスを始めるにあたって、苦労した経験」ではどちらも、「ECモールでの販促やマーケティング」が1位だった。このことから、サポートが手厚い越境ECサービスを利用することが重要だと考えられる。

 

 

まとめ

 

今回の調査では、現在輸出ビジネスを行っている人の多くが、個人で輸出ビジネスを始める際に様々な課題に直面したことが明らかとなった。特に越境ECに特化した販促やサイト構築へのハードルが高いようで、海外対応のモールに出店した人からは、充実したサポートに期待する声が挙がっている。個人での輸出ビジネスに興味のある人は、越境ECビジネスに特化したサービスを活用すると、より手軽かつスムーズに始めることができるだろう。

 

 

ショッピージャパン株式会社の概要

 

Shopeeは東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォームで、企業のデジタル化とオンラインプレゼンスの強化、多くの人々のデジタルサービスへのアクセス、更には現地社会の活性化を支援することで、多方面と繋がるデジタルエコシステムを実現している。また、Shopeeは現地のデジタル経済へ貢献することを目指しており、事業者がeコマースで成功するための支援に尽力している。