米国ノースカロライナ州シャーロット市に本拠を置く米国のバスケットボールチームCharlotte Hornetsが、NBA(National Basketball Association/全米プロバスケットボール協会)初となるバーチャルチームストア「Hornets Virtual Fan Shop」をオープンした。 

 

米国の会話型AI企業MeetKaiによるAI搭載のデジタルツインテクノロジー(現実の世界から収集したさまざまなデータを、まるで双子のようにコンピュータ上で再現する技術)を使用して構築されたこのHornets Virtual Fan Shopは、ノースカロライナ州シャーロット市のSpectrum Center(Charlotte Hornetsが本拠地とする屋内競技場)にある実店舗「Hornets fan Shop」をベースにしており、米国内および世界中の人々がHornetsのファンの世界にどっぷり浸かることができるようになっている。

 

ユーザーのモバイル機器やウェブブラウザからアクセスでき、ファンはバーチャルストアに入って、ジャージ、Tシャツ、帽子、その他Hornetsのさまざまなグッズを閲覧、購入できる。バーチャルファンショップで購入した商品は、HornetsのeコマースパートナーであるFanatics(米国に本社を置くスポーツ関連グッズ製造販売企業)により、ユーザーの自宅に届けられる。

 

バーチャルショッピング体験の一環として、Hornetsファンはリアルな3Dアバターになって、歩き回ったり、ショッピングしたり、他のファンと交流したりすることが可能。アバターは通路を見て回るように買い物したり、棚にある商品を見つけたり、購入前に洋服やアクセサリーをバーチャルに試着することもできる。

 

「テクノロジーが進化し続ける中、ファンがどこにいても対応することが重要であり、これはそのつながりを強化する絶好の機会である」と、Charlotte HornetsのオーナーであるHornets Sports & Entertainmentの社長兼副会長Fred Whitfield氏は語る。「Hornets Virtual Fan Shopを利用することで、ファンはどこからでも試合当日のショッピング体験を楽しむことができる。私たちはこの革新的な新しい機会を提供できることに興奮している」。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の10/11公開の記事を翻訳・補足したものです。