イギリスの比較サイト「Uswitch.com」は、家庭のスマートメーターに接続して、住宅の所有者やテナントがエネルギー使用量を追跡・削減し、料金を節約することを支援する無料アプリ「Utrack」をローンチした。Utrackを使用することで、ユーザーは1日のエネルギー使用量を追跡し、光熱費の変化をモニターすることができる。また、ユーザーは、使用量のピークタイムなどのエネルギーに関するインサイトを得たり、エネルギー使用量の削減のためのヒントにアクセスしたり、節約可能な額を計算したりすることもできる。

 

Uswitch.comは、アプリの開発と並行して、英国の消費者2,000人を対象に、英国の家庭が冬のエネルギー料金の節約にどのように備えているかの調査を実施した。

 

この冬、エネルギー消費量を削減する最も一般的な方法は、家電製品のスイッチを切ることで、53%の家庭がこれを支持している。次いで洗濯機を低温で使用することで、47%の家庭がこれを取り入れている。

 

調査では、利用者の半数近く(46%)がサーモスタットの温度を下げる予定であり、同様の割合(44%)が洗濯機の使用を控える予定だ。3分の1(35%)は、この冬のエネルギー使用量を削減するためにオーブンの使用回数を減らすと回答。28%がより効率の良いスロークッカー(低温で時間をかけて食材を煮込む電気調理器具)を使用すると答え、28%がノンフライヤーに投資すると答えた。

 

「日がますます短くなり、暗くなるにつれて、英国人はすでに生活費と相まって、光熱費の上昇というプレッシャーを感じている」と、Uswitch.comのエネルギー専門家であるBen Gallizzi氏は話す。「小さな変化を起こすことで、大きな効果を得ることができる。電気製品のコンセントを抜いて電源を切ったり、使っていない部屋の電気を消したり、エネルギー効率の良い家電製品を使うことは、すべて光熱費の削減に役立つ。Utrackのようなアプリを使用して、シンプルなコスト削減を実践することで、消費者は自分のエネルギーの使用状況をより理解し、安全で賢明な方法で光熱費を削減する方法を学ぶことができる」。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の11/22公開の記事を翻訳・補足したものです。