BEENOS 株式会社は、「BEENOS 越境EC ヒットランキング 2022」を発表した。この「BEENOS 越境EC ヒットランキング 2022」は、越境EC支援実績3,000件以上のBEENOS グループの購買データより2022年の消費傾向を調査したものとなっている。

 

 

調査の背景

 

コロナ禍により世界的にDXが進むと共に、32年ぶりの歴史的な円安が追い風となり、越境ECはさらに伸長している。海外ユーザーによる日本商品の需要の高まりを受けて、国内企業からのお問い合わせも増え、BEENOS グループが提供する越境ECサポートサービス「Buyee Connect」の2022年7月~9月の受注件数は同年1月~3月の期間と比較して約8倍に拡大した。また、今年10月に本格的に再開されたインバウンド客のリピート買い需要を満たす販路としても、越境ECは注目されている。

こうした背景を受け、BEENOS は、日本企業が「海外に挑戦」する助けとなり、国内企業と共に越境ECを大きな産業へ発展することを目指すため、2022年の購買傾向を発表するに至った。

 

 

BEENOS 越境ECヒットランキング2022

 

2022年の「商品ジャンル別ランキング」には、1位「ブランド腕時計」、2位「トレーディングカード」、3位「アニメのフィギュア」がランクインし、伸長したのは、1位「カメラのレンズ」、2位「オートバイのセキュリティグッズ」、3位「ブランド腕時計」と、高価格帯のジャンルが上位となった。ブランド時計においては、2つのランキングで共に上位に入っており、人気の高さがうかがえる。また、ゴルフグッズやフィッシングリール、陶芸など趣味性が高いものが入っていることも特徴的だ。

 

 

円安による流通の変化

 

為替が円安に動いたタイミングで、購入金額が50.94%増加し、購入UUは26.6%増、顧客単価も10.4%増と、共に伸長した。このことから、為替が越境ECの流通に影響を与えていることが分かる結果となった。

 

 

売れ筋商品ジャンル

 

2022年に流通を伸ばしたのは、高価格帯商品である「ブランド腕時計」「フィルムカメラ」「ゴルフグッズ」で、海外市場においていずれも以前から人気のジャンルだったが、円安によって高額商品の割安感が強調されたことで消費が拡大した。

 

 

日本企業の海外販売を支援する「Buyee」

 

Buyee」は、日本企業の越境ECをサポートする海外向け購入サポートサービスで、海外販売の障壁となる「言語」「決済」「物流」の問題を解消し、サービス利用料も0円から、一括で世界118の国と地域に販売可能。さらに、2020年より新サービス「Buyee Connect」を提供開始し、タグ設置のみで自社のECサイト上に海外専用カートを開設することができ、より手軽に越境ECがスタートできるようになった。