EC商品検索・レビュー・ハッシュタグ・OMOソリューションを開発販売するコマースとCXのリーディングカンパニーであるZETA株式会社は、株式会社日本流通産業新聞社発行の『日本ネット経済新聞』『2022年版 ネット通販売上高ランキングTOP500』のTOP100ランクイン企業のECサイトにおける検索機能について調査した。

 

 

調査概要

 

『2022年版 ネット通販売上高ランキングTOP500』のTOP100ランクイン企業で、統合・サービス終了したサイトを除く109サイトに対し、2022年7月時点の各ECサイトを閲覧し、調査を実施。

 

 

調査結果

 

ECサイト検索機能の各機能について見てみると、最も実装率が高い機能は「絞り込み」でPCでは95%、スマートフォンでは93%の実装率となっている。

 

また、絞り込み実装サイトのうち、過半数はカテゴリ・価格・ブランドメーカーでの絞り込みが多く、PC・スマートフォン両方においても65%を超えていた。一方、取り扱う商品ジャンルが幅広いサイトやアパレルではカラー・サイズ・在庫有無・割引率など独自の様々な条件で絞り込み可能なサイトが多いことが分かった。

 

 

 

次いで実装率が高い機能は「並べ替え」となっており、PCでは93%、スマートフォンでは92%の実装率となった。

価格順がダントツで多く75%前後となり、新着順が56%、おすすめ順約47%と続いた。上記3つが多くのサイトで導入されている中、レビュー評価順・レビュー件数順などレビューに紐づいた項目を実装しているサイトも一定数見られ、ユーザーの声が商品検討・購入にあたり重要な要素であることが伺える。

 

 

 

今回調査した機能のほとんどが、PCとスマートフォンで比較するとPC側の実装率が高い傾向にあり、画像検索機能においてはPC3%・スマートフォン5%となり、目の前にある物を撮影してそのまま検索するという、デバイスの特性と紐づく検索行動を表す結果となった。

 

また画像検索機能は調査対象とした各機能のうち最も実装率が低い機能だったが、アパレル・家具・中古品といったジャンルのECで実装されており、形や見た目など感覚的に商品を探すニーズのあるジャンルにおいて、より良い商品と出会うための工夫の一つであることが、読み取れる。

 

 

 

今回調査を行ったZETAでは、消費者に対して「商品の本質的価値」を可視化させ透明性の高いマーケティングを実践するソリューションの展開、最新技術の研究・迅速なサービス化に取り組んでおり、今後も引続き蓄積されたノウハウで成果の高いサービスを提供していくとのこと。