クルーズ株式会社の100%子会社である、CROOZ SHOPLIST株式会社が運営するファッション通販サイト『SHOPLIST.com by CROOZ』は、「SHOPLIST サステナビリティプロジェクト」の一貫として『SHOPLIST OUTLET by CROOZ』を2021年6月15日にオープンした。

 

これにより、GUCCI、PRADA、COACHといった海外のハイブランドからURBAN RESEARCHやJOURNAL STANDARDなど国内人気ブランドのアウトレット商品がいつでもお得に購入ができる。

 

 

『SHOPLIST OUTLET by CROOZ』オープンの背景

 

昨今の日本のアパレル業界では、洋服の輸入数量・国内生産数量が年間約29億点と、1990年から2.4倍に増加しているのに対して、消費数量は年間約15億点と、1990年から1.1倍と微増であり、毎年余剰在庫が生まれる状態が続いている。さらに、2019年には、1年間に推定100万トンの洋服が廃棄され、そのうち7割が消費者の手に渡ることなく焼却処分されていることが分かっている。

 

また、2021年5月11日時点で新型コロナウイルスの影響を受けた倒産件数は、全国のアパレル関連企業で144件となっており、新型コロナウイルスの影響による商業施設の休業などで、店舗で販売予定であった商品の販売機会が失われている。

 

一方、コロナ禍におけるユーザーの動向としては、ヤフー㈱が2020年12月17日に発表した「Yahoo!カーナビ」のユーザー利用動向に基づく目的地ランキングによると、アウトレットモール施設は、2019年には上位10位中3件のランクインだったのに対して2020年には上位10位中7件のランクインとなっていたことが判明した。このようなユーザーの動向に加えて、SHOPLISTユーザーを対象としたアンケート調査結果では、SHOPLISTユーザーのうち、おおよそ2人に1人が、EC以外で洋服を購入する場所として「アウトレットモール」と回答した。

 

また、EC以外で洋服を購入する場所として「アウトレットモール」と回答したSHOPLISTユーザーのうち、85%が「アウトレットモールでの1回の買い物で5,000円以上購入する」と答えており、SHOPLISTユーザーとアウトレット商品の購入には親和性があることが分かっている。さらに、アウトレットモールの市場規模は、2005年から毎年右肩上がりで成長しており、2018年度は約9,536億円、2021年度予測では約1兆2,001億円となっている。

 

コロナ禍で想定を上回る余剰在庫の増加が懸念される中、アパレル業界が抱える「廃棄」と「在庫」という問題解決のため、そして、SHOPLISTユーザーのお得に買い物を楽しみたい、というニーズに応えるため、今回『SHOPLIST OUTLET by CROOZ』をオープンするに至った。

 

 

 

今後、SHOPLIST OUTLETは、日本最大級のオンラインアウトレットモールを目指すことで、ブランド側とユーザーの架け橋となり、アパレル業界の持続可能な発展に貢献していくとのこと。