インターネット調査を中心に提供している伊藤忠グループのリサーチ会社であるマイボイスコム株式会社は、3回目となる「買い物時の支払い方法に関するインターネット調査」を実施した。
直近1年間の店頭での支払い方法は、「現金」が90.0%だった。「クレジットカード」は75.6%、「電子マネーのカード」は51.9%、「スマホ決済、モバイル決済」は37.8%、「デビットカード」は6.0%で、これらのいずれかを利用しているキャッシュレス決済利用者は9割弱となっている。
直近1年間のキャッシュレス決済利用者のうち、利用頻度が1年前より増えた人は「増えた」「やや増えた」を合わせて6割弱だった。女性10~30代で高くなっている。
「スマホ決済・モバイル決済」主利用者では8割強、主に「現金」で支払う層でも5割弱みられる。
直近1年間のキャッシュレス決済利用者に、キャッシュレス決済に関する行動であてはまるものを選んでもらったところ、「ポイントをためるため、キャッシュレス決済で支払うことが多い」は65.2%、「自分が利用するキャッシュレス決済が使えない場合、現金で支払う」が51.7%となった。
「自分が利用するキャッシュレス決済が使えない店舗は利用しなくなった」「自分が利用するキャッシュレス決済が使えない場合、店舗や商品を利用・購入しない」は5~6%にとどまった。
「スマホ決済・モバイル決済」主利用者では、「店舗を利用する前に、キャッシュレス決済に対応しているか調べる」が他の層よりやや高くなっている。
キャッシュレス決済を利用する理由は、「ポイントやマイルなどがたまる」が直近1年間利用者の65.9%、「少額の支払い時に便利」「支払いに時間がかからない」「高額の支払いに便利」が4割前後だった。
2017年調査と比べて、「少額の支払い時に便利」「支払いに時間がかからない」「購入履歴が確認できる」が増加していた。
直近1年間のオンラインショッピングでの支払い方法は、「クレジットカード」が83.4%、「電子マネー、スマホ決済サービス」「コンビニ決済」が各1割強となった。
2017年調査と比べて、「電子マネー、スマホ決済サービス」が増加、「代金引換」が減少した。
店頭で主に『現金』で支払う層では、「コンビニ決済」がやや高くなった。
今回の調査で、店頭やオンラインショッピングにおけるキャッシュレス決済の利用状況がわかった。直近1年間の店頭での支払いは、9割弱がキャッシュレス決済を利用していたが、オンラインショッピングでの支払いは、1割強がキャッシュレス決済を利用する結果となった。キャッシュレス決済の利用頻度が1年前より増えた人は6割弱となり、オンラインショッピングでのキャッシュレス決済の利用も増加したものの、クレジットカードの利用が8割以上を占めていた。