物流フルフィルメントプラットフォーム「オープンロジ」を提供している株式会社オープンロジは、株式会社メルカリが運営するフリマアプリ「メルカリ」向けの新規システム開発とAPI連携を共同で実施した。「メルカリ」出品者が、出品した商品をまとめて倉庫にあずけておくことで、売れる前の商品の保管と、売れたあとの梱包・発送を代行する配送サービス「あとよろメルカリ便」の本格提供を12月8日に開始した。

 

「あとよろメルカリ便」は、お客さまが「メルカリ」上で出品したい商品を提携倉庫に発送することで、その後商品が売れるまでの商品の保管と、売れた後の梱包・発送作業を提携業者が代行する配送サービスである。このサービスはオープンロジが商品管理・保管、梱包・発送までの作業対応を行う。

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株式会社ニッセイ基礎研究所調査によると、家庭内に眠る不要品の推定価値である「かくれ資産」は1世帯あたり約70万円にのぼる。このように、多くの不要品が使われていない現状がある一方で、2020年は大掃除シーズンにあたる年末年始の在宅時間が伸び、片付け・掃除にかける時間が増えることで、ゴミとして処分されてしまうモノの増加が予測される。また、メルカリの調べでは「メルカリ」への出品意向はあるものの、出品未経験のお客さまは3,610万人にのぼる。そのような潜在的な顧客に対して「メルカリ」を利用するきっかけを作るべく、また既に利用している顧客には、さらなる顧客体験の向上を目指し、2月より「あとよろメルカリ便」の試験運用を開始し、一部の「メルカリ」出品者向けにサービスを提供している。

試験運用での利用者から、「倉庫に預けられるので部屋が片付いた」「すぐに発送できず、出品を諦めていたので便利」といった声があり、倉庫に商品を保管できること、そして複数商品の梱包・発送を代行する需要の高さが見えたことから、今回本格的なサービス提供を開始した。

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