スウェーデンの飲料ブランド Kopparbergは、オーストラリアのソーシャルメディアエージェンシー Born Socialが開発したバーチャルギブアウェイ(贈り物)である”Pass the Present”(プレゼントを渡そう)キャンペーンを始めた。

 

同キャンペーンのソーシャルファースト広告は、Kopparbergの賞品が当たるチャンスがあるギブアウェイキャンペーン参加を促す「スワイプアップ」リンク付きのInstagramストーリーとして配信されている。参加者は、リンク先に進んで当選を確認する前に、友達とダイレクトメッセージでストーリーを共有したり、「プレゼントを渡す」したりすることを勧められる。友達からダイレクトメッセージを受信した人は、当選すると別の賞品がもらえる。賞品には、Kopparbergのガラス製品、トートバッグやハードセルツァー(アルコール入りのスパークリングウォーター)のパックなどが含まれる。

 

“Pass the Present”は、KopparbergとBorn Socialとの継続的なクリエイティブパートナーシップの一環であり、魅力的なソーシャルコンテンツを通じてブランドの文化的なつながりの維持に役立っている。

 

Born SocialのアカウントディレクターであるLiam Shanahan氏は、次のように話している。「Born Socialでは、すべてのアプローチにおいてソーシャルファーストである。我々は、すべての人が参加できる、インクルーシブであることを感じるプレゼントの贈り方を考え出したいと思い、親しい友人とDMを共有するというユーザー行動を活用することにしたのだ。このアイデアで我々が気に入っているのは、ひとたび配信されれば、人々がそれについてやり取りしたり、ダークソーシャルを通じてそれを共有したりすることで、それ自体が一つの形になり動き出すという点だ」。

 

Kopparberg UKのデジタルメディアマネージャーであるNicola Fairchild氏は、次のように述べた。

「今年は多くの人にとって本当に大変な一年だったので、Kopparberg UKのソーシャルメディアチャンネルを使って、このホリデーシーズンに少しでも喜びを広めたかった。我々はここ英国での小さなチームであり、今年共有したすべての「いいね!」、コメントやインタラクション、そして2020年に発売した新商品(ラム酒、ハードセルツァー、洋ナシのジンなど)に対するファンの多大なサポートには感謝してもしきれない。イノベーションはKopparbergブランドの核心であり、Born Socialと協力して、この独創的なソーシャルファーストキャンペーンを提供できることをうれしく思う」。

 

※当記事は米国メディア「Ecommerce Times」の12/14公開の記事を翻訳・補足したものです。