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BtoB EC
公開日2020/09/14

高度化が進むBtoB ECの物流業務は、環境変化が進むこれからにどのように対応していくべきか

高度化が進むBtoB ECの物流業務は、環境変化が進むこれからにどのように対応していくべきか

 

ここ数年BtoB向けのECサービスの展開が増えている。そのような進化の過程で、BtoBにおいてもBtoCと同等レベルのUIや物流サービスが求められてきている。そこで今回は、BtoB ECにおける物流について現状を整理し、そこでの課題や、今後どのような方向で物流に取り組んでいくべきかを考えていく。

 

※この記事は、BtoC/BtoB EC向け物流アウトソーシングサービス「ロジプレミアム」を展開する清長から情報提供を得て作成した記事である。BtoB EC物流に関する資料は以下からダウンロード下さい。

 

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BtoC ECとBtoB ECで物流に違いはあるのか

 

そもそも、BtoCとBtoBで物流にはどのような違いがあるのだろうか。結論から言うと、現在では大きな違いはなくなってきていると言っていいだろう。どちらかというと、違いがなくなってきているということに、BtoBの事業者が気が付く必要がある。

数年前までは、BtoCは多品種小ロット、BtoBは少品種多ロットと言うように、明らかに商品の梱包形態や発送形態に違いがあった。しかし、ここ数年でこの差はほとんど埋まり、BtoBにおいても、多品種小ロットが基本線となるECサイトが非常に増えてきている。BtoB ECとは言え、従来のような特定の得意先に対して、特定の商品を定期的に配送すれば利益が確保できる、という時代は既に終わったと考えていいだろう。

 

 

BtoB ECのここ数年のトレンドの変化

 

ここ数年のテクノロジーや社会環境の変化、そしてコロナ禍によって、EC界隈のトレンドも大きく変わってきている。BtoB EC、そしてそのの物流業務もその影響を大きく受けていると言って良いだろう。BtoB ECとその物流業務のトレンド変化を3つの側面から見ていこう。

 

市場

経済産業省の調査結果によると、2019年もBtoC/BtoB EC市場規模、そしてEC化率は共に右肩上がりの成長をしており、オンラインシフトは依然として留まることを知らない。さらに、2020年もその傾向は間違いなく続き、コロナ禍によって、その傾向が強まる可能性が高い。

しかし、一方でEC市場には新規の参入が増加しているということを意味しており、競争は熾烈になっている。また、既にECで成功した事業者が事業の多角化を狙い様々な業種において競争は激化していると言って良いだろう。

そして、コロナ禍は、オンライン上の強者を更に強者にし、弱者を更に弱者にすると言う2極化をもたらしている。現に、Amazonや楽天などの大手プラットフォーマーは大幅の収益増を発表しており、中小のEC事業者が個別に市場に戦いを挑むには、ハードルがかなり高い状態になっている。

さらに市場には、中国や韓国のメーカーの参入が激化しており、それに対抗するためにも、販売単位の最小化や商品ライフサイクルの更なる短期化などが必要な状態となっている。

 

システム

BtoB事業に関わるシステムも市場の変化と共に、大きく変わってきている。従来のFAXをベースとした受発注から、ECや電子EDIによる受発注が主流になりつつあり、物流業務のほとんどもIT化が進んでいる。今や、デジタルで処理できない業務はほとんど存在しなくなっている。これはBtoB業界の商習慣を考慮すると驚くべき変化と言ってもいいだろう。

 

社内

ECを展開するためには人手がそれなりに必要となる。特にBtoBの事業社にとっては、デジタル人材の獲得と育成が急務となっているが、そもそもそれまでの商習慣から、その手の人材との親和性が低く、獲得と育成の両面で困難に直面している事業者も多い。また、その結果、人件費も高騰している実態がある。

また、コロナ禍によって、社員が一箇所に集まって作業を行う必要がある物流関連業務を避ける傾向も出てきており、物流業務をアウトソースするトレンドも強まっている。また、その結果、物流業務を人件費と言う固定費ではなく、物流会社への支払いと言う変動費に切り替えるメリットへの理解も進んできている。

 

 

BtoB ECの物流業務が直面している課題

 

そのような環境変化の中で、BtoB EC事業者は物流業務に2つの課題を抱えている。

 

環境変化に対応するための持続可能な運営のための組織づくり

デジタルの世界だけでなく、これからはどのような世界においても環境変化のスピードは非常に速くなる。今まではある程度予想のついていた繁忙期に、ある程度予想の範囲内で商品は流れていた。しかしこれからはそのような常識は通用しにくくなることが増えてくるだろう。そのような環境変化に対応するための持続可能なECサイト運営、そして物流体制を築く必要があるのだ。

これまでは、他の部門の担当者が繁忙期に物流業務を手伝うなどして凌いでいた時代は美談では無くなってきている。また、物流のトレンドが大きく変動した際などに、システムや人への投資を行うと、それなりに新しい物流業務を構築するのに時間もかかってくるだろう。そのため、環境変化に柔軟に対応するためには、本業ではない物流業務に時間を割くのではなく、EC事業者の本業はモノを売ることであり、可能な限りその業務に注力することで、持続可能な組織づくりが可能となるのだ。

 

環境変化に対応するコスト構造づくり

組織体制と同じく、コスト構造も環境変化へ対応する必要があるだろう。特にBtoB業界は固定費の比重が高いコスト構造を従来から取っているケースが多い。それを変動費に比重を置いたコスト構造へ変革していく必要がある。まずは現状のコストを可視化し、どのような費用を変動費化していくべきかを考えていくことが重要だ。例えば物流コストは、自社で物流業務を行っている場合は、人件費・倉庫保管料・梱包資材費は全て固定費化され、その値を変えるには数カ月単位での調整が必要になるのが一般的だ。しかしアウトソーシング化することで、物流コストを変動費化することが可能になる。一般的に、倉庫システム費用、梱包資材費、保管料、出荷業務などは全て使用実績に応じた課金体系になっているからだ。

 

 

BtoB ECを物流で差別化するために

 

環境変化に強いEC運営基盤を作るために、BtoB ECの物流業務はどのように差別化していけばいいのだろうか。大きく分けて3つの視点で差別化要素を考えていく。

 

品質

物流業務は非常に煩雑な業務だがミスは許されない。特にBtoBの場合は、お客様は購入した商品をビジネスで使用するため、少しでも間違って配送すれば、即クレームに繋がる。また、細かい型番の違いなど非常に違いは見分けにくい商品を取り扱っているケースも多い。そのため物流品質は一番重要なポイントとなる。そのような誤配を最小化するためには、再委託を行っていない物流業者を選定すること、そして経験と実績が豊富な物流業者を選定することが重要だろう。ミスは業務のちょっとしたほころびや、伝達ミスから発生する。そのリスクを最小化することが物流品質の向上に繋がる。

 

スピード

今や、BtoCもBtoBもECはスピードが非常に重要だ。特にBtoBでは、ビジネス上急に必要になった商品などは、多少値段が高くても納期が早い方のサイトで購入するケースは非常に多い。また「スピード」は配送のスピードだけではない。変化に対応するスピードも重要だ。BtoB ECのビジネスを世の中の変化に対応するために進化させる過程で、物流業務が足かせになるようなことはあってはならない。どのような変化にも柔軟に、そして早急に対応することが出来る物流業者とパートナーシップを組む必要がある。

 

競争力

これからの物流は品質とスピードだけではなく、それ自体が付加価値を生み出すものでなくてはならないものになるだろう。例えば、急な出荷増への対応を柔軟にこなすことなどは、日々の業務への安心感を生み出す。また、コスト構造も前述のように可能な限り変動費として計上することで収益的な競争力を生み出す必要もあるだろう。また、物流業者に業務を移管した場合、ルーティン業務の一部が継続的に事業者側に負担として残るのではなく、ほぼ全ての物流業務をしっかりと移管することで、業務面の負担を軽減させ、コア業務へ集中することで競争力を間接的に生み出すことも出来るだろう。

 

 

BtoB ECの物流業務のこれから

 

あまり脚光の当たりにくい物流業務だが、ここ数年の環境変化によって、大きく変わろうとしている。特にBtoB ECにおいては、従来の商習慣から、既存の物流業者の制約や品質を当然のものとして受け入れているケースも目立つ。しかし、物流業務は、しっかり棚卸しし、戦略的に業務を見直すことで、継続的に最もコストの効率化を図ることが出来ると共に、競争力の源泉とすることが可能な業務だ。BtoB ECの物流業務に対するニーズは今後も高まり続け、それに対応する業務の高度化の流れは今後も止まらないだろう。このような時だからこそ、しっかりと物流業務を見直してみても良いのではないだろうか。

 

 

BtoB ECの物流業務をアウトソースするロジプレミアム

 

ロジプレミアムは、EC物流最大手の清長が提供する BtoC/BtoB EC向けのカスタムメイド物流サービスだ。

ロジプレミアムのカスタムメイド物流は、EC事業者にとって、最適なシステム、最適な組み合わせを1社1社の特性を考慮して、最適な物流を築き上げるサービスだ。圧倒的な実績と、高い顧客満足度を支える現場力、そして価格とスピードの満足度を兼ね備えたサービスだ。

 

※この記事は、BtoC/BtoB EC向け物流アウトソーシングサービス「ロジプレミアム」を展開する清長から情報提供を得て作成した記事である。BtoB EC物流に関する資料は以下からダウンロード下さい。

 

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