英国百貨店チェーンのJohn Lewisが、英国におけるクリックアンドコレクト(ECサイトで購入した商品を店舗や宅配ボックスなどのピックアップポイントで受け取ること)拠点を倍増するという。今回の拠点拡張は、Co-op(生活協同組合)とのパートナーシップの賜物。John Lewisにとって、これはeコマース分野での成長をサポートするためのもう一つの取り組みといえよう。

 

同社は、今年の夏の終わりまでにクリックアンドコレクトの新たな拠点を、英国Co-op店舗に400か所追加する予定だ。全ての拠点が追加されると、John Lewisのオンラインショッパーが購入品を受け取ることのできる場所は、合計でおよそ900か所となる。

 

John Lewisはオンラインショッピング増を予想

John Lewisによると、Covid-19の流行により、オンラインショッピングへの移行が顕著になっているとのこと。同社は、こうした傾向が今後も続くとみている。同グループのオペレーション・ディレクターであるAndrew Murphy氏は次のように述べている。

「我々は、顧客がどのように商品を受け取るかということについて、より多くの選択肢を提供することを重視しており、顧客が求める時に必要とする方法で買い物ができるように支援している。これには、オンラインショッピングの集荷や返品の拠点を増やすことも含まれている」。

 

「John LewisがみたCovid-19の流行によるオンラインショッピングへの大幅な移行」

 

クリックアンドコレクトへの投資

さらにMurphy氏によれば、John Lewisの顧客はクリックアンドコレクト拠点の利便性に満足しており、「これがクリックアンド分野への投資を続けることに自信を与えてくれている」という。

 

 

※当記事は、英国メディア「Ecommerce News europe」の7/20公開の記事を翻訳・補足したものです。