ドイツオンライン小売大手Otto、ショッピングセンター大手ECEとオン・オフ両面での販売促進のための合弁会社を設立 | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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公開日2019/08/23

ドイツオンライン小売大手Otto、ショッピングセンター大手ECEとオン・オフ両面での販売促進のための合弁会社を設立

ドイツオンライン小売業者のOttoとショッピングセンター運営事業社のECEは、オフラインショッピングとオンラインショッピングの融合を目指し、合弁会社Stocksquareを設立した。同社はECEショッピングセンターでのオフライン販売促進と、Ottoのオンライン販売商品カタログの充実を目標とする。

 

Otto.deとECEというドイツの主要企業はどちらもOtto Groupに属しているため、今回の2社の提携は驚くことではない。通信販売会社のOttoはWerner Otto氏によって1949年に設立。1965年には同氏によってECEが設立された。

 

Stocksquare

オンラインとオフラインの小売事業をより効果的に融合させるために設立された、合弁会社Stocksquare。同社は、ECEの実店舗ネットワークとOtto.deのプラットフォームを統合する。設立により、消費者はオンラインであらかじめ予約をした商品をECEショッピングセンターで受け取ったり、または、オンラインで注文した商品をショッピングセンターから自宅に同日配送したりといったサービスを利用できるようになる。

 

すべてのECEショッピングセンターで利用可能

現在この新サービスは、ドイツ全土にある約90のECEショッピングセンター全店舗で利用可能であり、いずれかのセンターに出店している小売業者であれば、サービスの対象となる。たとえばスウェーデンとドイツのファッションブランドMarc O’Poloや、シューズブランドReno、衣料品小売であるUlla Popkenなどの小売業者が、このプロジェクトのスタート時から参加するという。

 

ドイツ全国への同日配達サービスを予定

OttoとECEは、実店舗とeコマースのクロスチャネルリンクの構築以外にも、ドイツ全域の同日配達などといった追加のサービス開始も計画しているとのこと。

 

「将来、ショッピングはオンラインとオフラインの両方で行われる」

CEOであるAlexander Otto 氏は今回の合弁会社設立について、未来のショッピング体験は、オンラインとオフラインの両方で行われると述べている。「私たちは、オンラインとオフライン両分野の知識を融合させ、オンラインにおけるリーチを拡大することによって、実店舗を強化している。今回の設立は記念すべき先駆的なプロジェクトである。また、プロジェクトの実行過程において、オムニチャネルアプローチを目的としたECE既存のDigital Mallプロジェクトだけでなく、大手小売業者との長年にわたるパートナーシップと、自社ショッピングセンターネットワークを活用することができる」。

 

顧客は、Otto.deをチェックすることで近くの店舗に商品在庫があるかどうかを確認できる。現在のところ約20,000点の商品について、Otto.deにて各店舗の在庫状況を確認することが可能だ。将来的にはさらに多くの商品や店舗、およびパートナーが追加される予定である。

 

さらなる店舗とオンラインプラットフォームの融合

今回のコンセプトは、ECEショッピングセンターに出店する店舗だけでなく、それ以外の店舗の商品も視野に入れ設計されている。また、将来的には、他のオンラインプラットフォームとの提携も可能となるだろう。

 

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News」の8/8公開の記事を翻訳・補足したものです。

 

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