ネットショップ作成サービス「BASE」を運営するBASE株式会社は、静岡銀行と連携し、静岡銀行の利用者を対象にEコマースを活用したインターネットビジネス支援を7月22日から開始した。今後「BASE」の公式パートナー企業のネットワークを活用し、ネットショップの開設以外にも、より魅力的な商品の生産・製作やブランディング、マーケティングPR等、静岡銀行利用者の経営をサポートする。

 

<参考>

BASEと城南信用金庫が業務提携、Eコマースを活用した「お客さま応援」支援を強化

 

今回、両社が連携することにより実施される取り組みは大きく分けて3点ある。

①ビジネスマッチング

静岡銀行は、同行の利用者に対してEコマースプラットフォーム「BASE」を紹介し、Eコマースを活用したインターネットビジネス支援を行う。

 

②「BASE」導入支援セミナーの開催

静岡銀行の利用者で、インターネット通販導入を検討中の企業を対象に、導入支援セミナーを静岡銀行とBASEが共同で開催。その際、「BASE」のスタッフが講師として、Eコマースのノウハウ全般と「BASE」の利用方法を案内。個別相談等のネットショップ開設をサポートする。

 

③「&BASE」パートナーを通じた商材のブランディング支援

「BASE」では、「&BASE(アンドベイス)」というネットショップの作成や運用、集客、売上拡大を「BASE」と一緒に支援するWeb制作会社、デザイン事務所、企業支援団体等で構成するオフィシャルパートナープロジェクトを行なっている。希望に応じて静岡銀行の利用者に「&BASE」のオフィシャルパートナー企業を紹介し、ネットショップの立ち上げと共に、既存商材のブランディング、リブランディング、マーケティングPR活動を支援する。

 

この連携により、ネットビジネスの活性化のほか、静岡銀行の持つ地域ネットワークや情報と「BASE」の強みであるインターネットテクノロジーやEコマースビジネスのノウハウを共同することで、ビジネスの販路の構築が期待される。BASEはこの6月にも城南信用金庫との業務提携を発表するなど、地方のネットへ進出していない中小企業へのアプローチを強めているようだ。