化粧品ECプラットフォーム「NOIN」を運営するノイン株式会社は、事業拡大に向けて、株式会社DGインキュベーションをはじめ、STRIVE、500 Startups Japan、みずほキャピタル株式会社、株式会社DK Gate、AGキャピタル株式会社などから払込予定分を含む総額約8億円の資金調達を実施した。

 

NOINは“自分に合う化粧品に、あたりまえに出会える世の中”をコンセプトに化粧品メーカーと消費者を最短距離でつなぐ化粧品ECプラットフォーム。様々な商品を展開しており、新商品や気になっていた化粧品が購入できる以外にも、メイクの悩みを解決するオリジナル動画や記事などにより、最も自分に合った化粧品をアプリ内で見つけることが可能だ。

 

また、資金調達に合わせて、リードインベスターである株式会社DGインキュベーションの上原健嗣氏が社外取締役に就任。2019年3月には元株式会社Gunosy執行役員の千葉久義が取締役COOに就任し、マーケティング活動の強化を図るとともに、盤石かつ機動的な組織体制を構築した。

今回引受先の企業からは「化粧品のEC化率は非常に低い現状だが、NOIN社がEC化率向上に大きく貢献し、業界を牽引していってほしい」「急成長を支えた千葉さんが取締役になったことで、さらなる事業拡大を図ることができると期待している」等の声が上がった。

一方ノイン株式会社 取締役 COO千葉氏は今後について、「化粧品領域には、ソフト・ハード面ともにテクノロジーやサイエンスの入り込む余地が大いにある。個人取引の領域におけるグロースには再現性を持たせられると信じており、その知見を最大限に活用し、会社の事業成長に貢献したい」と述べた。

 

アプリのリリースからわずか1年半で200万ダウンロードを突破するなど順調な成長を見せるNOINだが、化粧品ECプラットフォームという独特のカテゴリにおいてどのような施策を展開していくのか、今後の展開に注目していきたい。