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2013/05/10

Stores.jp・BASE・ZEROSTORE 最近話題の無料出店可能な3モールを徹底比較

 

 

魅力的な無料出店可能なモール

 

2012年の夏以降、無料でオンラインショップを開設できる画期的なサービスが次々と登場し、気軽にネットショップを立ち上げられると多方面から注目を集めています。

今まではネットショップを立ち上げるとなると、費用的、技術的、精神的なハードルは高く、なかなか気軽に開店という形にならなかっものです。

しかし、これらのサービスは、ショップを開くために必要な諸経費や、継続して利用するために必要な月額費用、売れる度に発生する手数料などが一切かからないこともあり、気軽に開店出来るということで、急激に利用者を拡大しています。

今回は、このようなサービスを展開するStores.jpBASEZEROSTOREの3サイトを徹底比較したいと思います。

 

 

Stores.jp (ストアーズ・ドット・ジェーピー)

 

まず最初に紹介するのは、株式会社ブラケットが運営するStores.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)

 

ストアーズ・ドット・ジェーピー

 

ブラケットは、C to Cのカーシェアリングサービス“CaFoRe”や、オンラインで靴のオーダーメイドができる“Shoes of Prey”などを運営する会社としても知られています。

Stores.jpは、“最短2分で、驚くほど簡単にオンラインストアがつくれる”という謳い文句通り、開設のための審査は一切なく、その場ですぐにショップを立ち上げることができます。

2012年8月にサービスを開始して以来急速に店舗数を伸ばし、2013年3月の時点でなんと25,000件以上の店舗が登録しており、無料のオンラインショップとしては最大の規模を誇っています。

Stores.jpは5点までの商品登録や、クレジットカード決済が無料で利用できるほか(手数料5%は別途徴収)、サイトの見栄えをよくするためのお洒落コンテンツが多数用意されているのが魅力です。

中でも注目したいのは、プロのカメラマンによる商品写真の撮影サービス

商品画像のクオリティは売上に直結してくるので、イチオシの商品はぜひこのサービスを使ってアピールしたいところです。

撮影は無料会員であれば5点まで、月額980円の有料会員になれば20点まで依頼することが可能です。

また、今春からはストアロゴストアカードを無料で制作してくれるサービスもスタートしました。

今まで以上にオリジナリティ溢れるサイトを構築することができるこのサービスは、デザインにこだわりを持ったユーザーのハートをガッチリと掴んでいます。

他にも、梱包キットの無料提供など、ECショップを運営する上で欠かせない機能も充実しています。

このように、Stores.jpは無料で登録可能な商品が5点と限られているものの、さまざまなサービスを利用することができるため、ハンドメイド作品などのオンリーワン商品を販売する個人事業主向きと言えるでしょう。

月額980円の有料会員になれば、上限なしの商品登録やアクセス解析、クーポンやメルマガの配信など、至れり尽くせりのサービスがあなたをサポートしてくれます。

ただし1点だけ気を付けたいのは、売上アップのための施策です。

Stores.jpは楽天のような大手ショッピングモールに属しているわけではないので、売上を上げるためには各々がブログや実店舗で宣伝していく必要があります。

エキサイトブログでは、ブログに貼れるStores.jp専用パーツのタグを発行し、出品中のアイテムをブログに上にランダムで表示する機能を提供しているので、こういったコンテンツをうまく活用していきたいですね。

 

 

BASE (ベイス)

 

次に紹介するBASE(ベイス)は、新しいビジネスやウェブサービスを提供するモノづくり集団、Livertyが立ち上げたサービスです。

 

ベイス

 

Livertyは、学費支援サイト“studygift”“画面広告.com”など、これまでも話題のサービスを提供してきた会社としてご存知の方も多いでしょう。

BASEは2012年11月の開始からわずか1ヶ月で10,000店舗の登録を達成しており、前述のStores.jpを脅かす存在となっています。

BASEの最大の特徴は、Stores.jpのように登録可能な商品点数が決められていないこと。

現時点で有料オプションは一切なく、無料で好きなだけ商品をアップすることができるため、より多くの商品を扱いたい人にとっては申し分ないサービスです。

また、1回当たりの購入金額が2,857円以上であれば、1回3.6%+40円というクレジットカード決済の手数料はStores.jpに比べてお得と言えます。

さらにBASEは、常に新たな機能を発表し続けており、先日は新しい管理画面と自分のショップ内にさまざまな機能を追加できる“BASE Apps”をリリースしたばかり。

新たな管理画面には商品検索機能などが追加され、さらに見やすく、操作しやすくなり、従来よりも簡単にショップを開設できるようになっています。

また、BASE Appsを使えば、独自ドメインやキーワード登録によるSEOの設定が可能で、梱包材の配送セットを受け取れるサービスも無料で利用できます。

このように、BASEは今後さらなる進化が期待できるモールとして目が離せません。

 

 

ZEROSTORE (ゼロストア)

 

最後に紹介するのは、モバゲーなどで知られるDeNAが運営するZEROSTORE(ゼロストア)です。

 

ZEROSTORE

 

ZEROSTOREは2012年7月にサービスを開始、出店する際には審査もあり、きちんと売上を上げたい人のためのオンラインショップと言えます。

そのZEROSTOREの最大の売りは、大手ショッピングモールであるYahoo!ショッピングビッダーズGoogleショッピングとの連携が可能なこと。

単独でオンラインショップを立ち上げる場合、集客は一番の課題となりますが、ZEROSTOREのこのサービスを使えば、何もしなくてもある程度の販促効果が期待できます。

今後は、FacebookのDeNA ZEROSTORE専用アプリを使用して店舗間で情報交換をしたり、掲示板を使って他店舗からアドバイスを受けるなど、店同士が助け合って成長できるサービスも予定されています。

さらに気になる店舗に友達申請をすれば、メルマガ配信や新規出品など、お互いの店舗の活動状況を把握することも可能になってきます。

また、売上げや会員数の目標を達成するとコインが貯まり、達成に応じて店舗ランクがレベルアップするなど、ソーシャルゲームを展開するDeNAならではのノウハウを取り込んでいる点は実にユニークです。

 

 

とは言え問題点もないわけではない

 

ここまで出店者の立場から3サイトを比較してきましたが、消費者からは、

出店審査がないショップにクレジットカード決済を任せるのは不安

ほぼ個人間取引となるため銀行振り込みが不安

といったショップの信頼性に関わる声が聞かれます。

カード決済に関しては、「配送したかどうかのステータスを確認した上で、決済から1カ月後を目処に店舗に売り上げ分を振り込むことにしている。そのため、現状でもある程度運営側が安全性を担保できている」とBASEの鶴岡裕太氏は回答しています(月刊ネット販売Online記事)。

しかし銀行振込や、その他のトラブルに関しては当事者間での解決が前提となるため、問題が発生した場合の対応については、消費者とショップとの間での解決が必要となってくるのは少し不安が残る。

 

また、破竹の勢いで出店店舗数を伸ばしてきているが、出店したショップがどのように集客を行い、どのように売上を上げていくか、などのオーセンティックなeコマースの売上アップの方法論や施策は弱く、出店したショップの売上高がどれほど今後延びていくのかは気になるところだ。

 

しかし、どんなに優れたサービスでも問題点は、サービス開始当初はあるものともいえる。

これらの問題点をどのように解決していくかを期待しながら、目的や取り扱い商材によって、最適なサイトを見つけてみてはいかがでしょうか。