欧州ファッション大手のZalando、イギリス、アイルランド、スペインで配送料無料サービスを取りやめ | 海外ニュース | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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物流・決済・業務
2019/05/07

欧州ファッション大手のZalando、イギリス、アイルランド、スペインで配送料無料サービスを取りやめ

ドイツに本拠地を置き、欧州地域を中心にオンラインでのアパレル販売を行う大手Zalandoは、イギリスとアイルランド、スペインにおいて配送料の有料化をスタートさせている。今回の有料化はイタリアで一足先にテストを実施した後に、さらに多くの国へ展開した形であった。同社は「配送料の導入を今後さらに多くの国々へ拡大する予定はない」と主張しているが、一つの時代が終わることを意味しているとも取れるできごとだ。

同社がイタリアにおいて初めて、注文合計金額が25ユーロ以下の場合に3.50ユーロの配送料を請求するという設定をしてから半年が経過したが、さらに多くの欧州諸国で配送料無料サービスを取りやめている。イギリス、アイルランド、スペインの消費者達は現在、一定の額以下の注文に対しては数ユーロの配送料を支払わなければならないのだ。

 

イギリス・アイルランド・スペインにおける配送料

82%のインターネットユーザーが定期的にオンラインで買い物を行うイギリスでは、Zalandoの顧客は19.90ポンド以下の注文に対して3ポンドを支払わなければならない。また、24.90ユーロ以下の注文に対して、アイルランドでは3ユーロ、そして、多くの人々が外国のウェブサイト経由で買い物をするスペインにおいては3.50ユーロを支払う必要がある。

新たに導入された配送料有料化は、まるで一つの時代の終わり告げているようである。Zalandoはかつて、配送料と返品料の無料サービスの提供によって、新規顧客獲得を目指した最初の欧州大手企業の一つだった。しかし顧客は結局、数年間、配送料及び返品料無料という嬉しいサービスを経験した後に、靴や洋服、アクセサリーの配送料として数ユーロを支払わなければならなくなったのだ。もはやZalandoは、配送料無料にかかるコスト負担を持続するのは難しい状況になるとみられる。

 

「他のeコマース企業も続々と配送料無料を廃止の方向に」

ベルギー新聞De Tijdの報道によると、ベルギーの大学KU Leuvenのeコマース専門家であるEls Breugelmans氏は、「配送料無料の転換期だ」と語ったという。

「配送料負担において、無料化に踏み切り、競争のルールを変えたZalandoが、今ではまた有料化へとルールを変更している。これは典型的なことであり、他の企業もZalandoに続くだろう」。

Zalandoの広報担当者によると、「他国では小包に対して配送料を導入する予定はない」とのこと。しかしDe Tijdが指摘したように、それはイタリアで最初に試験的な配送料導入を行った後にも言われていたことであった。

 

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News europe」の4/23公開の記事を翻訳・補足したものです。

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