インドでの報道が正しければ、Uberはインドのフードデリバリーマーケットから撤退する可能性があるとのこと。インドの日刊紙Economic Timesは、Uber撤退の可能性を知る3つの情報筋による話として、Uberがインドのフードデリバリー事業の競合相手である同国フードデリバリー企業Swiggyとの売却交渉の最終段階にきているようだと報じた

 

この売却は3月末までに合意が見込まれているが、それはUberにとって初めて、フードビジネスの国際舞台から撤退することを意味する。しかし同社は配車サービスに関しては、すでに中国やロシア、東南アジアでビジネスを売却している。

 

売却は株式交換の形式にて行われる見込みで、UberがSwiggyの株式の約10%を受け取ることになると予測。なお、Swiggyの最新評価額は33億ドルである。

 

期待感が高まっているIPO (新規公開株)に向けて、世界的損失を減らすべく奮闘中のUber。同社のIPOの予想額は1,200億ドルに達し、テクノロジー企業の上場において史上最大案件の1つとなると期待されている。 同社フードデリバリー事業「Uber Eats」だけでも200億ドルの価値が見込まれる。

 

なおEconomic Timesによると、Uberはインドを拠点とする別のフードデリバリー競合企業Zomatoとも交渉を行ったが取引成立には至らなかったという。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の2/22公開の記事を翻訳・補足したものです。