米CNBCテレビの報道によると、配車サービス企業Uberはこの地域のライバルであるGrab社に東南アジア事業売却の準備を進めているとのこと。その取引はまだ合意には至っていないが、UberがGrabの株式を取得する一方で、2019年早々に行われる新規株式公開に備え、コストの削減をすると言われている。

 

Uberがアジアでの事業を売却するのは初めてのことではない。Uberは20%の株式所有権と引き換えに中国の配車サービス大手であるDidi Chuxing(滴滴出行)に、すでに中国事業を売却している。またロシアでも同様の方法を取っており、37%の株式と交換にインターネット会社Yandexの配車サービス事業と合併した。

 

この将来性のある合併は、UberGrabの両方の株式を所有する日本のSoftBankから多大な関心を集めることになるだろう。SoftBankは、日本のタクシー業界向けの配車サービスのプラットフォームを提供するために、最近Didi Chuxingとの提携も結んでいる

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の2/19公開の記事を翻訳・補足したものです。