ECサイトにおける商品在庫の有無は、オンラインで買い物をする際の決断に影響を与える大きな要因である。イギリスでは、消費者の半数以上が在庫がなかった場合にはすぐに他のサイトに移るという調査結果が発表された。これは、Whistlが行った今回の調査で最も重要な事実である。イギリスの90%以上の消費者が定期的にこの問題に直面しており、42%が失望し、32%が腹を立てているようだ。

 

たった18%のみが在庫切れだったサイトをもう一度確認する

調査によると、たった18%の消費者が在庫切れだったサイトに戻って確認をするとのこと。他にも、在庫数量や他の消費者の興味に関する表示も重要であることが分かった。例えば、在庫が残り少ないことを知らせるメッセージによって、その日のうちに注文しようと思った人が78%にのものぼる。また、「今○○人がこの商品を閲覧しています」や「今日○○人がこの商品を閲覧しました」「今日○○人がこの商品を購入しました」といった表示は、それぞれ45%、40%、23%の消費者の購入を促している。

 

在庫管理と共に、在庫希少時の表示は必須

WhistlのMelanie Darvall氏によると、在庫がなくならないようにするための在庫管理は必須事項であるが、それだけでなく在庫が少なくなっているという通知を消費者に伝えることも非常に重要だという。すぐに購入しないと他の人に欲しい商品を取られてしまうという競争心によって、消費者がすぐに購入を決断する傾向にあるようだ。

 

※当記事は、欧州メディア「Ecommerce News Europe」の3/14公開の記事を翻訳・補足したものです。