中国で人気のソーシャルメディアプラットフォームWeChatが、世界中で10億アカウントを達成。このプラットフォームは、友人とのチャットやネットショッピング、決済など様々な機能を持つ。
Financial Timesによると、10億という数字は単純にアカウント数であり、ユーザー数ではない。WeChatのユーザーは1人で複数のアカウントを開設することが可能だが、とは言え、10億アカウントという数字はWeChatが圧倒的なシェアを獲得し、特に中国人にとって国民的なソーシャルメディアであるということを示している。
WeChatを所有している大手のインターネット会社Tencentは2017年9月、年間のユーザーアカウント数が15.8%増加したことを発表した。ほぼ同時期にWeChatの月間アクティブユーザーアカウント数は963万に達していた。
WeChatは、中国からの移民が母国にいる(家族や友人などの)中国人と連絡を取る手段としてよく使われている。その結果、WeChatは東南アジア、ヨーロッパ、米国において利用者数を伸ばしているとアナリストは分析する。
Wechatの世界的な急成長を背景にTencentは昨年、米国のマーケティング担当者と中国人消費者とのコミュニケーションを可能にする同社のプラットフォームを使用した一連の広告ソリューションを打ち出している。
※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine 」の3/6公開の記事を翻訳・補足したものです。