中国のEC業界でTmallに次ぐ大手、JD.comが人工知能(AI)とブロックチェーン技術関連のスタートアップを支援するためにアクセラレータープログラムを導入する。これはAIとブロックチェーンの進展に重きを置くものとなる。

このプログラムは、新しいビジネスをつくるため、またAI技術がどれだけ現実世界で適応するかを検証するために、ブロックチェーンのスタートアップ企業複数社とパートナー契約をする予定とのこと。このプログラムのメンバーは、JD.comだけでなく複数の企業をまたがったチームと働けるほか、AIとブロックチェーンの実行を手掛けることができる。

JD.comのAI事業と調査決定を担っているBowen Zhou氏は「JDは世界のeコマース産業の中でも、AIとブロックチェーンの将来性を調査している独特な会社である。また、小売やその他産業の将来性に対して、革新的なスタートアップ企業とともに仕事ができることは喜ばしい。」と述べている。

北京を拠点とするプログラムの最初の会社には、中国のフィンテックのスタートアップ企業であるBankorousや、オーストラリアの暗号通貨会社のCanYa、シンガポールのブロックチェーンのデータベースサービス会社のBluezelle、そしてロンドンを拠点とするモバイル決算やNuggetsというIDのプラットホームを手掛ける会社が含まれている。

JD.comは、このプログラムが、AIに関連した規模感や安全性・私的性・効率性・エネルギー消費に焦点を当てることができるようになるだろうと述べている。さらに、商業的戦略的な調査の提携を通じて、AIやブロックチェーンの成長に投資する予定とのこと。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の2/27公開の記事を翻訳・補足したものです。