今からでも遅くはない、eコマース企業がブログを持つべき3つの理由 | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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2018/02/09

今からでも遅くはない、eコマース企業がブログを持つべき3つの理由

ブログを書くのはeコマース担当者にとってやっかいな業務かもしれないが、やるだけの価値はあるといえる。計画的に継続してブログを書けば、ビジネスのeコマース戦略の重要な要素になりうるのだ。

ブログの執筆をまだ躊躇しているなら、それを始めるべき理由を3つ、ここに挙げてみよう。

この記事は10年間、E-Commerce Timesの記者として活躍しているVivian Wagner氏のコラムとなる。

 

1.SEO効果

質の高い、更新頻度の高いコンテンツがあると、検索結果のランクを上げるのに役立つ。そしてそれにはブログが最適なのだ。ブログは要するに定期的に新しいコンテンツを生み出して投稿することなので、検索結果にビジネスを上位表示させるには、静的な販売サイトよりもブログの方がずっと効果的なのである。

企業のビジネス戦略のコンサルティングをするFareless Ideasの代表のAllison Lobelson氏によれば、「ブログは確実なSEO戦略になくてはならないもの」とのこと。

「検索エンジンは価値のあるコンテンツに重きを置く。そしてコンテンツが根拠がしっかりしていて適切であればあるほどよいのである」と同氏。「検索エンジンは新鮮なコンテンツにも重きを置く。だからブログを投稿すればするほど、Googleのような検索エンジンから自身のサイトが活気がある良いサイトと見なされ、自然検索のランキングが上がるのだ」と加えた。

 

このように検索エンジンのランキングへの直接的な効果があるから、ブログはビジネスのコンテンツ戦略でもあり、マーケティング戦略の一部ともなりうるのだ。「Googleは長い間、”オリジナリティのある質の高いコンテンツを定期的に発信し続けること”が検索エンジンのランキングを上げるもっとも有力な要素であると言い続けている」と語るのはデジタルマーケティング専門家のShaun Nestor氏。

「目まぐるしく変化する現在のEコマース市場では、どんな企業もブログによるコンテンツ作成の優先度が高いことを、マーケティング戦略の中で意識しなければならない」

 

効果的なブログ記事とは、何でもやみくもに投稿すれば良いというようなものではなく、真にSEO効果をあげるためには、読者にとって価値があり、オリジナリティのあるコンテンツを投稿し続けるべきであることを、彼ら専門家は強調している。

 

「質の高いコンテンツを投稿することは、Web上の検索で自身のサイトの地位を高めることに一役買だろう」と話すのは、「The Million-Dollar, One-Person Business」の著者であり、コンテンツマーケティングのコンサルタントをしているElaine Pofeldt氏だ。「ポイントは”質”なのだ。単に商品をアピールするだけでは意味がない。面白くてタイムリーで、かつ役に立つ情報を提供することに注力するべきだ」と同氏は強調する。

検索エンジンランキングを効果を上げることに加え、ブログは二次的な効果もある。人々が自身のコンテンツを他人にシェアすることで、サイトをより広範なオンライン上のエコシステムに押し上げるのだ。「ブログは、本当に面白い内容であれば、リンクを生み出し、ソーシャルメディア上で言及され、自身のサイトへと戻って来る。それにより、さらに検索結果が上がるだ」とデジタルマーケティング企業Boot Camp DigitalのCEO であるKrista Neher氏は話す。

 

2.顧客と繋がる

人々は買い物をするためにサイトを訪れるのかもしれないが、実際にお金を使う前にサイト内を見て回り、コンテンツを読みふけることも多い。そしてそうしたコンテンツにはブログ記事も含まれる。そしてまさにこのタイミングこそが、顧客の信用や尊敬を得る機会であり、それによりその顧客は一度きりの買い物客から、長期に買い物をしてくれる顧客へと変化するかもしれないのだ。

「買い物に関して言えば、多くの人は大きな会社からではなく、リアルな現実の販売員から買い物をしたいもの」とPofeldt氏は続ける。「ブログは、筆者(企業)がどういう人物かを顧客に示し、会話を始める最適の場所。そしてそれは、商品やサービスの最新の割引情報以上のものを顧客に伝えられるチャンスなのだ」。ブログは既存顧客や見込み客が好む「人と人とのつながり」を生み出す。ブログのコンテンツはソーシャルメディアでも共有しやすく、そうして企業はさらに多くの人(見込み客)へと繋がることができるようになるだ。

「企業は商品のことばかり口にしがちだが、それだけでは顧客は飽きてしまう」とNeherは言う。「ブログは、ソーシャルメディアを使って、商品ページ以外の情報に顧客を誘導することも可能するのだ」

 

3.専門性を強調する

あなたは今のビジネスに関して専門知識があるので、そのビジネスをしているのだろう。それならその知識をブログで披露すれば良いのだ。よく調べられた良い文章のブログは、専門的な情報源としての信用を打ち立てることができ、その流れは商品やサービスをよく知らない読者をも惹きつける可能性が多いにある。

「ブログはその業界をリードする意見や考えを醸成する場となる」とLobelson氏。「ブログは専門的なアイデアや最善策を共有する究極の場となり、業界でのトレンドに関する自身の会社の考えや見通しを示すものだ」。知識や情報を共有することは、大きくてよく知られたブランドから自身のビジネスに一線を画してくれる。なぜなら、そうした知識や情報は、人々が他の場所では得られない、価値のあるコンテンツだからだ。

 

「価格でAmazonのような大企業と競争することは、中小企業のeコマースビジネスにとってほぼ不可能だ。だからこそ、顧客離れを防ぐために、中小企業は自身を差別化する何かを持っていなければならない」とPofeldtは言う。

「一つの方法は、ブログで専門知識を提供すること。もしあなたが専門知識のもとで丁寧に商品価値を高める努力をし、そうした知識をブログで興味深く共有できれば、それを好ましく思う顧客がたくさん出てきてくれるはずなのだ」

 

※当記事は米国メディア「E-Commerce Times」の2/5公開の記事を翻訳・補足したものです。