※2017/11/14修正:JD.comはW11のキャンペーン期間を11/1からとしているため、それに伴いテキストを修正しています。

 

11月11日9時0分4秒にTmallの売上高は史上最速で1,000億元を突破した。このスピードは昨年を超え過去最速となっている。2016年に1,000億元を超えたのは19時間程度かかっていた。

開始52秒、10億元を突破。開始3分、100億元を突破。開始5分22秒、この時点での売上高は昨年の1.1倍のペースになっていた。開始6分05秒200億元を超えた。開始40分、500億元を超えた。そして、Tmallでユニクロ、NewBalance、Hair、シャープ、Mediなどを含む62個のブランドが開始1時間で、売上高が1億元(17億円)を超えている。

 

一方、中国でTmallに次ぐ第二位の流通総額を誇る、JD(京東)は、11月11日の午前7時間46分に、「全球好物節」の注文金額は1,000億元(約1.7兆円)を突破した。JDはキャンペーン期間を11月1日からとしていることと、家電の取り扱いが多いため、特定の商品を決め打ちしたい消費者の出足が非常に早いことが影響しているものと思われる。注文数が最も多い商品はモバイル、タブレット、エアコン、ノートパソコン、洗濯機である。注文金額が最も高い地域は広東、北京、江蘇、上海、四川である。

 

 

 

さらに、越境ECプラットフォーム最大手の一つKaolaは、開始78分で売上高は昨年一日の2倍を超えた。さらに、開始して僅か32分後には、初めての注文商品が消費者の手元に届いたそうだ。

 

 

このように大手ECプラットフォームの売上高速報は年々加熱。さらに、物流網の健全性のアピールのため、商品到着までの速度のアピールも近年では加熱。昨年はJDが最初に注文された荷物が12分31秒間で消費者の手元に到着したことが話題となっている。

昨年のTmallの売上高は最終的には1207.5859億元(約1.92兆円)となり、2015年の912億元(約1.45兆円)、2014年の571億元(約0.91兆円)を抜き過去最高を記録している。今年はどこまで記録を伸ばすのか注目だ。

 

<参考>

【中国】W11前後の各ECプラットフォーム関連ニュースまとめ(2016年)

 

 

※当記事は中国メディア「雨果網」の11/11公開の3記事を翻訳・補足したものです。

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