W11においてTmallは1日で1,207億元(1.8兆円)の売上高を記録し、全てのECプラットフォームの中で最も高い値となった。それでは越境EC系のサービスプラットフォームではどのような成果が出たのか、以下確認していきたい。

Tmall国際は11月11日、取引開始から9時間の売上高で、昨年1日での総額を抜いた。売上高が1億元(16億円)を超えたショップはオーストラリアのChemist Warehouseのみで、W11終了間際の23:19に1億元に到達した。また開始2分でアパレル関連の売上高は1,000万元(1.6億円)を超えた。

JD国際(京东全球购)の商品注文数は前年比1.7倍増だった。また生理用品は16万個を売り、前年比10倍増となった。洗剤は総量にして約3,457L、前年比8.8倍増を売り、それは6,600人の女性の半年の使用量に相当する。子供用品の売上高は前年比10倍増。JD(京東)自身が運営している自営フラグシップショップでは、オムツを3,300万個を売り前年同期の4倍増、幼児ミルクは毎秒6個のペースで売り、2.5時間以内に50,000個を売った。

Kaola(網易考拉)は11月11日、開始23分で昨年の同日一日の売上高を越えた。さらに、その日の初めての注文の商品が、その消費者の自宅に到着するまでに42分しかかからなかった。昨年の76分の記録を越えた。

ファション商品専門ECサイト走秀网では購入した消費者の平均客単価は1.5万元(約20万円)を記録し、前年の2.2倍となった。例年のW11は高級ブランドBurberry、Max Maraのコートなどが人気商品だったが、今年は個性的な小さなファッションブランドに人気が集まっていた。

 

※当記事は中国メディア「雨果網」の11/14公開の記事を翻訳・補足したものです。