大手家具メーカーIKEAが、タスクラビットを買収した。タスクラビットとは、家具の移動や包装、組み立てを手伝う、いわば便利屋ともいえる請負人を顧客に紹介するサービスである。

昨年11月には、IKEAはロンドンの店舗でタスクラビットのパイロット展開を実施した。現在はロンドンだけでなく、アメリカの40の都市でタスクラビットを導入しており、タスクラビットを今後市場に拡大していく前に、これらの店舗においてサービスの統合を進めていく方針だ。

買収の取引は10月には完了する予定である。その後、タスクラビットはIKEAグループ内で独立させ、IKEA以外の小売業者とのパートナーを続けていく方針を示している。

「急速に変化する小売業界で、顧客の生活を少しでも便利にするため、新しくかつ進化した商品とサービスを発展させていく。また、タスクラビットが持ち合わせている専門的技術から学んでいく一方で、顧客のニーズを満たす柔軟かつ手ごろなサービスを提供していく。」とIKEAのCEOであるJesper Brodin氏は述べている。

 

※当記事は欧州メディア「Mobile Marketing Magazine」の9/29公開の記事を翻訳・補足したものです。