ショッピングアプリHOPPiNGを提供する株式会社マージェリックは、20代~60代の男女を対象にネットショッピングに関するアンケート調査を実施。この結果、商品を購入する際、複数のサイトを比較する消費者は54.6%と過半数を占めたものの、初めて利用するサイトでのアカウント登録・管理が面倒だと考える消費者は半数以上であり、アカウント登録の面倒さから購入を辞めたことがある消費者はは62.8%にも上った。

 

54.6%の消費者が複数のサイトを比較して商品を購入している

ネットショッピングをする際にどのように商品を探すかをという質問には、複数のショッピングサイトで比較検討しながら商品を探すと回答した消費者が54.6%と最多であった。また、35.7%の消費者が価格比較サイトで比較検討しながら商品を探すと回答しており、ネットショッピングを利用する多くの消費者が複数のサイトで商品を比較し、最も自分の希望に合うものを、なるべく良い条件で購入したいと考えていることが伺える。

 

アカウント登録が面倒で購入を辞めた経験がある消費者は62.8%

複数のサイトを比較した上で商品を購入する際に、最も良い条件だと感じたサイトが初めて利用するサイトの場合がある。このような際に気になる点や困っている点として、配送方法や支払情報を入力するのが面倒という回答が63.3%で最も多く、「個人情報の取扱に不安がある」と回答したのが54.8%、「アカウントの管理が面倒、忘れてしまう」という回答が52.1%という回答を得ている。この結果からアカウントの登録、管理に関して煩わしさを感じている消費者が多くいることがわかる。

また、購入をあきらめた、もしくは条件は悪くなるが普段使いのサイトで購入した理由に関しての質問には、アカウント(支払情報や住所情報)の登録が面倒だったためと、回答した消費者は62.8%と最多で、次いで「普段使いのサイトでポイントを貯めたかったため」の回答が61.3%という結果となった。その他、アカウントを忘れてしまいログインできなかったためといった回答もみられ、アカウントの登録・管理の面倒さが原因で購入を辞めてしまったことがある消費者が実際に多数存在することが判明した。

 

 

今回の調査結果より、多数の消費者が複数のサイトを比較しながら商品購入の検討をしており、アカウントの登録・管理の煩わしさはユーザーの購買意欲低下に繋がることが分かる。だが、ポイントを貯めるために、条件が悪くなっても、普段使いのサイトを利用する消費者が61.3%いたことも無視できないだろう。ポイント制度や、ステージ制によるリピーター獲得の重要さを再認識する必要があるといえる。