アラブ首長国連邦(UAE)はショッピングパラダイスと言われている。UAEは宗教の雰囲気が濃いため、他のエンターテイメントへの制約が多く、ショッピングは有数のエンターテイメントの1つとなっている。その結果、人口1人当たりの実店舗の数が世界一となっている。ドバイとアブダビでは合わせて470万平方メートルのショッピングスペースがある。当地の大型ショッピングモールDubai Mallの営業時間は午前1:00までである。ショッピングプロモーションデーというキャンペーン当日は午前3:00まで営業している。閉店までの一時間の利用客数は増え、ちょっとしたピークとなるためその時間帯の交通量も増えるほどだ。そのほか、Mall of EmiratessとCity Centreなどもそのような状況が珍しくない。

オンラインショッピングについては、中東地域のスマートフォン普及率は78%に達している。現在、アラブ諸国のインターネットユーザーは1億に達し、インターネットの浸透率は55%、世界の平均レベルを超えている。中東地域のEC市場規模は70億ドル(8,050億円)まで増加、2018年には180億ドル(2.07兆円)まで急増する見込み。

2016年はドルが強くなり、原油価格が転落、政治・宗教などの影響もあり、観光客が減少した。そのため、UAEの小売業の売上は20%も減少。しかし、オンライン小売は急成長を遂げている。UAEで有名な小売グループApparel Groupは1,530の実店舗を持ちながら、中東地域最大のECプラットフォームSouq.com上でもAldo、call it springなどのオンラインショップを開いた。Souqでは、アパレル、電子、モバイル、化粧品、生活用品などを含むおよそ150万種類の商品を取り揃えている。また、UAEでは中国の“W11”のようなショッピングプロモーションデーもある。2014年、Souqは初めてアメリカのショッピングプロモーションデーブラックフライデー(11月の第4金曜日)を中東に持ち込み、White Fridayと名付けた。2014年、White Fridayの売上は20万件にのぼり、2015年は60万件、2016年には100万件まで増加した。

Souqのほか、アパレル、ファッションを主に販売しているプラットフォームNamshi、共同購入プラットフォームCoboneGroupon、オンラインショッピングプラットフォームCrazydealMenakartLetstangoなどが多数存在している。さらに、2016年後半、UAEの巨万の富を持っているMohamed Alabbarは初期10億ドル(1,130億円)を投資し、2,000万種類の商品が並ぶオンラインショッピングプラットフォームNoon.comの提供を開始し、今後、Souqの最も強力なライバルと目されている。

 

※当記事は中国メディア「雨果網」の3/7公開の記事を翻訳・補足したものです