2016年のデータをもとに、中国人が越境ECを行う際の最も人気のある購買先を国別にみていこう。

第1位は日本。代表的な人気商品は美容、スキンケアー、生理用品、おやつなど。中国の消費者は日本商品の品質を非常に高く評価。物理的距離も短いため、商品の補充スビードも早いことも好印象のようだ。中国国内大手ECサイトTmall国際やその他の中小ECサイトでも日本の商品は販売されている。Tmall国際の年末レポートによると、日本から輸入した商品の売り上げはTmall国際全体の19.9%を占め、第一位となり、最も人気のある購買先だ。

 

<参考>

【中国】Tmall国際は2016年の中国輸入消費レポートを発表

【中国】アマゾン中国による越境ショッピング消費者の特徴と消費トレンド

【中国】越境ECの消費習慣に大きな変化 - 越境ECプラットフォームKaola(網易考拉)の「2016年越境消費トレンド報告」

 

第2位はアメリカ。代表製品はサプリメント、ベビーミルク、スーツケース、服飾、電子製品。日本とアメリカで中国人の人気を二分している状況だ。ECプラットフォームYMATOUレポートによると、アメリカブランドのバッグ、ファッション、デジタル製品、メガネとアクセサリーは文句なしで最も好まれていた。

 

<参考>

【中国ECニュース】2016年上半期中国での海外からのEC購入レポート - 日本のインテリア、デジタル製品、化粧品は人気

 

第3位は韓国。代表的な人気商品は美容、スキンケアー、レディースアパレル。韓国ドラマとタレントの影響で、韓国の化粧品とアパレルの人気は極めて高い。しかし、2016年後半に、韓国からの輸入化粧品の成分に対する検査が厳しくなったため、先行きは不透明だ。

 

第4位はドイツ。代表的な人気商品は、ベビーミルク、キッチン用品、サプリメント。日本製と同じくドイツ製も品質面で高い評価を得ている。

 

第5位はオーストラリア。代表的な人気商品は、サプリメントとベビーミルク。それ以外、オーストラリア産の海鮮、肉類、赤ワインなどの市場も潜在力を持っている。

 

 

※当記事は中国メディア「雨果網」の1/19公開の記事を翻訳・補足したものです。