SEOを中心にデジタル領域全般のマーケティング支援を行う株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズは、SEO担当者150名を対象とした「AI Overviewsの普及によるSEOへの影響調査」を実施した。



調査結果

 

「Q4. AI Overviewsで自社コンテンツが引用されたのを確認したことはありますか?」と質問したところ、「確認したことがある」と回答したのは全体の64.0%(「何度もある」の25.3%と「1〜2回程度ある」38.7%の合計)となっていた。この結果から、過半数の約6割が「AI Overviewsへの引用経験がある」状態であり、AI Overviewsが広く普及しつつあることがうかがえた。

 

 

「Q5. 自社ではAI Overviewsの検索結果に最適化させるための取り組みを行っていますか?」と尋ねたところ、「一部試験的に取り組んでいる」が36.0%で最多となり、次いで「今後取り組む予定」が24.7%、「すでに積極的に実施している」が 21.3%となっており、57.3%が取り組みを実施していた。

その一方、企業のAI Overviews最適化に関する取り組みは、過半数の企業が現時点では試験的に実施中もしくは実施に向け準備段階にあり、本格的な取り組みを行っている企業はまだ限定的である。 ただし、「実施中」および「今後実施する予定」も合わせると全体の60%以上が意欲を見せており、今後、急速に取り組みが広がる可能性も高いと考えられる。

 

 

「Q6. AI Overviewsで自社情報を引用してもらうために行っている対策、または今後取り組む予定の対策をすべて選んでください。」という質問に対し、最も多かったのは「自社情報の信頼性強化(公式サイト、プレスリリース等の整備)」で61.0%、2位以降は「構造化データの活用(FAQ、製品情報など)」の60.2%、「Q&A形式でのコンテンツ整理」の59.4%が続き、この3つが中核的な戦略として広く実施されていることが明らかとなった。

 

 

「Q7. AI Overviewsへの対策にあたり、自社にとっての課題は何ですか?(複数選択可)」と尋ねると、「ノウハウや知見の不足」(50.0%)や「最新トレンドの把握が難しい」(48.0%)が上位を占めていた。これらの要因としてはAI Overviewsがまだ黎明期にあることから、効果的な施策が体系化されていないことが考えられる。また、「社内リソースの不足」(46.7%)も多くの人が課題として挙げており、対策の必要性を感じていても、人的・時間的な制約によって着手できない企業が多いことが浮き彫りとなった。

 

 

「LLMO対策状況調査サービス」について

 

「LLMO対策状況調査サービス」は、企業のコンテンツ等の発信情報が生成AIにどのように認識・引用されているかを定量的に把握・推定し、生成AIによる流入への影響度を可視化することで、AI時代のマーケティング戦略最適化をサポートしている。また、生成AIによる引用率や、AI経由のセッション数・コンバージョン(CV)数の可視化に加え、競合との比較データなどをもとにLLMO施策の影響度を評価し、マーケティング全体の観点から優先度の高い順に整理した施策一覧も提案可能となっている。

 

 

PLAN-Bグループについて

 

「世界中の人々に驚きと感動を」を経営理念とし、デジタルマーケティング事業やマーケティングDX事業を中心に、顧客志向と技術力を強みに顧客の事業成長に貢献するデジタルマーケティングエージェンシー。