CCCMKホールディングス株式会社は、全国16~69歳のV会員1,804名を対象に、インターネット上での意識調査「Vアンケート」を利用し、「EC利用に関する調査」を実施した。
調査結果
「インターネットショッピングの路用頻度について」尋ねたところ、全体では「1か月に1回」が24.2%と最も多く、次いで「2~3週間に1回」で21.5%、「2~3か月に1回」で19.6%となっている。
性年代別で見ていくと、男性40代以下と女性40代で「1週間に1回以上」の利用が2割を超えており、男性と女性の利用する年代に大きな差があった。また、「利用したことはない」は全体で3.8%、いずれの性年代でも1割以下となっており、多くの人がインターネットショッピングの利用経験があるという結果となった。
「商品・サービス別にインターネットショッピングと実店舗の利用はどちらが多いか」と質問すると、「生鮮食品」「加工食品」はどちらも実店舗が8割(「すべて実店舗を利用」、「実店舗の方がインターネットショッピングの利用頻度よりも多い」の合計)を超えていた一方で、「旅行・交通チケット」と「金融商品」は、それぞれネットショッピングが6割(「すべてインターネットショッピングを利用」、「インターネットショッピングの方が実店舗の利用頻度よりも多い」の合計)を超えていた。このことから、購買する商品やサービスによって、実店舗とインターネットの利用に違いが出ることが明らかとなった。
インターネットショッピングの利用シーンを尋ねたところ、「実店舗よりも安く購入できるとき」が50.2%と半数以上、次いで「キャンペーン等でお得に購入できるとき」が42.1%となっており、お得感が利用のタイミングとなることが分かった。また、「価格を比較して購入したいとき」も38.9%と、4位にランクインしていることから、インターネットショッピングは価格の比較が容易にできることも評価の対象となることが明らかとなった。一方で、商品に関するものでは「ほしいものがあらかじめ決まっているとき」や「実店舗にほしい商品がないとき」が3割台となっていた。
「インターネットショッピングでの購入の決め手を商品・サービス別」に尋ねたところ、「価格」はどの商品・サービスでも2割以上だった。特に「旅行・交通チケット」では51.4%と、他ジャンルと比較すると高くなっていた。「インターネットショッピングの利用シーン」では「価格を比較して購入したいとき」が4割近く挙げられていたが、「旅行・交通チケット」購入時もインターネットで価格や条件を比較しながらより良いプランを選んでいるのかもしれない。
また、購入の決め手は商品やサービスによって様々な特徴が見られており、例えば、「化粧品」では「口コミ・利用者の商品評価」が最も高く、「ファッション・ファッション雑貨」では「商品画像」が他の商品・サービスと比べ高くなっていた。これは、実物を試すことができない分、口コミや画像が購入時の判断材料として利用されるため、比重が高くなっているようだった。さらに、「口コミ・利用者の商品評価」に注目すると「化粧品」「家電・オーディオ・パソコン・電子機器類」等では、「商品説明」を上回っており、利用者側の意見が重視されていることが分かった。