BEENOS株式会社は、東南アジアでインフルエンサーコマースプラットフォームを展開するRAENA R.U. PTE. LTD. に、7月24日に出資した。REANA(レーナ)にとって今回は、設立後初となるシードラウンドで、総額180万米ドル(約1億9,500万円)の資金調達となる。
BEENOS株式会社は1999年に設立し、近年の強みは「クロスボーダーEコマース事業」で、海外から日本へ、または日本から海外へと、双方向において国境を越えて商品を提供している。また、11カ国、約80社への投資育成を行う「インキュベーション事業」では、 今後成長が見込まれる次の中国「ネクストチャイナ」となりうる市場、アジア新興国への投資を実施。2012年にはインドネシア最大のマーケットプレイス「Tokopedia」、2014年にはベトナム最大のCtoCマーケットプレイス「Sendo」、2016年には東南アジアのファッション・美容商品のマーケットプレイス「Zilingo」などに初期段階から戦略株主として出資している。
「RAENAへの出資については日本国内でもデジタルネイティブ世代のメンバーを中心としたSNSマーケティングやD2Cブランドが注目されているか、東南アジアを中心としたグローバルな展開に事業の成長を期待し出資した」と述べた。
一方RAENA(レーナ)は、2018年10月にシンガポールで設立。
東南アジアのインフルエンサーと世界のメーカーを繋ぎ、インフルエンサーマーケティングを通じた独自のコラボ商品開発のディレクションや、ブランド構築から商品の販売・流通までを一貫してプロデュースする”インフルエンサーコマースプラットフォーム”を展開している。また、RAENAには、5カ国の世界的企業(Google、Amazon、Alibaba、Zaloraなど)で経験のあるメンバーが従事し、国境を越えたサプライヤーネットワークを構築。商品開発におけるイノベーションを創出している。
今後、BEENOSは強みである日本のコンテンツを活かした商品企画力やグローバルEコマースのノウハウとRAENAとの連携によるシナジー効果の発揮を目指す。